ChatGPTの履歴保存期間はいつまで?削除・保管の仕組みを解説
ChatGPTの履歴保存期間は「一律で何日」とは決まっていません。通常の会話は自分で削除するまでアカウントに残り、削除すると画面から直ちに消え、原則30日以内にOpenAIのシステムから恒久削除される予定になります。アーカイブは非表示にする整理機能であり、削除ではありません。
会話を閉じたら消えるのか、数か月前のやり取りは残っているのか、削除ボタンを押せば即座に完全消去されるのか。業務資料や個人情報を扱う方ほど、画面上の見え方と実際のデータ管理を分けて理解する必要があります。
この記事では、ChatGPT 履歴保存期間と検索した方に向けて、通常チャット、削除済み会話、アーカイブ、一時チャット、メモリ、添付ファイル、Library、Projects、カスタムGPTの知識ファイル、データ書き出しの違いを初心者向けに整理します。
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目次
- 1 結論:保存期間はデータの種類と操作で変わる
- 2 「保存」「表示」「学習」を分けて考える
- 3 通常チャットはいつまで残るのか
- 4 削除すると直ちに完全消去されるのか
- 5 アーカイブは削除ではない
- 6 一時チャットの扱いと30日の意味
- 7 添付ファイルとLibraryは会話と別に確認する
- 8 メモリはチャット履歴と別に保存される
- 9 ProjectsとカスタムGPTの資料を確認する
- 10 データを書き出して確認する手順
- 11 仕事で使う保存ルールを5段階で決める
- 12 そのまま使える履歴整理プロンプト3選
- 13 よくある失敗例10選
- 14 削除後に確認すべき場所
- 15 筆者の実務視点
- 16 FAQ
- 17 まとめ:保存場所ごとに確認してから削除する
- 18 参考情報
- 19 関連記事
結論:保存期間はデータの種類と操作で変わる
最初に押さえるべきことは、すべての情報が同じ場所に同じ期間だけ残るわけではない点です。通常会話は手動で消すまでアカウントに保存されます。削除した会話は一覧からすぐに見えなくなりますが、OpenAIの公式案内では、法的またはセキュリティ上の例外等を除き、システムからの恒久削除は30日以内に予定されます。
一方、アーカイブはサイドバーから隠す操作です。通常の会話と同じ扱いで保持され、設定画面から戻せます。一時チャットは原則として会話一覧に現れず、モデル改善にも使われませんが、安全上の理由によりコピーが最大30日保持される場合があります。「一覧にないからデータが存在しない」とは限りません。
| データの状態 | 画面上の見え方 | 基本的な扱い | 利用者の対応 |
|---|---|---|---|
| 通常の会話 | 履歴一覧に表示 | 手動で消すまで保持 | 定期的に要否を確認 |
| アーカイブ | 通常一覧から非表示 | 削除されず保持 | 設定から管理 |
| 削除済み会話 | 直ちに非表示 | 原則30日以内に恒久削除予定 | 復元できない前提で操作 |
| 一時チャット | 原則一覧に出ない | 安全上最大30日コピー保持の場合 | 機密情報は入力しない |
| Libraryのファイル | ファイル一覧に表示 | 会話とは別に管理 | Library側でも確認 |
「保存」「表示」「学習」を分けて考える
初心者が混同しやすいのは、画面に表示されること、アカウントに保持されること、モデル改善へ利用されることです。この三つは別の問題です。学習利用をオフにしても、通常会話が自動的に消えるわけではありません。反対に、一覧からアーカイブしても、モデル改善設定や保持状態が変わるわけではありません。
仕事で情報管理ルールを作るときは、「見えなくする」「後から使えるよう残す」「サービス側から消す」「外部へ複製する」「モデル改善への利用を制御する」を一つの操作で済ませようとしないことが大切です。目的ごとに操作と確認先を決めます。
| 論点 | 意味 | 代表的な設定・操作 | よくある誤解 |
|---|---|---|---|
| 表示 | 一覧から見えるか | アーカイブ、再表示 | 見えなければ消えた |
| 保持 | アカウント等に残るか | 削除、管理者の保持方針 | ログアウトで消える |
| モデル改善 | 内容が改善に使われるか | Data Controls | オフにすれば履歴も消える |
| メモリ | 将来の回答に参照される情報 | Memory管理 | 会話削除で記憶も消える |
| 複製 | 端末や社内保存先のコピー | 書き出し、ダウンロード | 元を消せば複製も消える |
通常チャットはいつまで残るのか
OpenAIの現行公式情報では、保持している通常会話は、自分で削除するまでアカウントに保存されます。7日、30日、1年などの固定期限で自動的に消えるという説明ではありません。古い会話を残したままなら、同じアカウントで後から参照できる可能性があります。
ただし、業務上の完成成果物をチャット一覧だけに置く運用は勧められません。誤操作、アカウント変更、ワークスペース移動、アクセス権変更などで参照できなくなる可能性があるためです。確定した提案書、議事録、手順書、重要なプロンプトは、会社で承認された保存先へ版番号と確認日を付けて残します。
| 情報の種類 | チャット内だけでよいか | 別保存の要否 | 推奨する管理 |
|---|---|---|---|
| 一時的な質問 | 原則可 | 不要な場合が多い | 定期整理 |
| アイデア初稿 | 検討中なら可 | 採用時に必要 | 採用版だけ保存 |
| 顧客向け文書 | 不可 | 必要 | 確認済み版を社内保存 |
| 議事録 | 不可 | 必要 | 日時・参加者・承認者を記録 |
| 業務手順 | 不可 | 必要 | 版番号と更新日を管理 |
| 機密情報 | 入力可否を先に判断 | 社内規程に従う | 必要最小限・匿名化 |
削除すると直ちに完全消去されるのか
会話のメニューから削除を確定すると、その会話は画面の履歴一覧から直ちに消えます。しかし、公式案内では、その瞬間にすべてのシステムから消えるとは説明されていません。原則として30日以内に恒久削除される予定となり、すでに匿名化されて本人との関連が切り離されている場合や、法的・セキュリティ上の義務がある場合は例外となります。
削除後は、画面、API、サポートを通じて復元できないと案内されています。したがって、不要な会話を消す操作と、重要情報を誤って消さないための確認をセットにします。削除前に、完成文、出典、添付資料、決定事項が別の正本へ移されているかを確認してください。
- 対象の会話を開き、消すべき内容か確認します。
- 必要な完成成果物を社内の指定場所へ保存します。
- 共有リンクを発行していないか確認します。
- 添付ファイルがLibraryへ残っていないか確認します。
- 将来も使う情報がメモリへ保存されていないか確認します。
- 会話メニューから削除を選び、確認画面を読みます。
- 削除後は復元できない前提で、管理記録を更新します。
| 削除前の確認 | 確認理由 | 問題がある場合 | 完了条件 |
|---|---|---|---|
| 完成版の退避 | 削除後は復元不可 | 正本へ保存 | 開けることを確認 |
| 共有リンク | 外部閲覧を止める必要 | 共有状況を確認 | 不要な公開を停止 |
| 添付ファイル | 会話と別管理の場合 | Libraryも確認 | 不要ファイルを処理 |
| メモリ | 会話と保存先が別 | Memory設定を確認 | 不要な記憶を削除 |
| 社内保存義務 | 勝手な破棄を防ぐ | 管理者へ確認 | 規程に沿って処理 |
アーカイブは削除ではない
アーカイブは、使わない会話を通常の一覧から隠し、必要なときに戻せる整理機能です。保持される期間は、アーカイブしていない通常会話と同じです。サイドバーがすっきりしても、データを消したことにはなりません。
後で参照する可能性がある仕事の調査、定型文の作成過程、学習メモはアーカイブに向きます。個人情報を誤送信した、契約終了後に削除義務がある、不要な機密資料を取り除きたい場合は、アーカイブでは目的を達成できません。設定のData ControlsからArchived Chatsを管理し、戻すか削除するかを選びます。
| 目的 | アーカイブ | 削除 | 適切な選択 |
|---|---|---|---|
| 一覧を整理したい | 適する | 必要以上 | アーカイブ |
| 後から参照したい | 適する | 不適切 | アーカイブ |
| 誤送信情報を除きたい | 不十分 | 必要 | 削除+関連箇所確認 |
| 契約上の削除義務 | 不十分 | 規程に沿って実行 | 責任者確認後に削除 |
| 迷っている | 一時整理に使える | 復元不可 | 正本確認後に判断 |
一時チャットの扱いと30日の意味
一時チャットは、原則として通常の会話履歴に表示されず、未保存の状態では新しいメモリを作らず、モデル改善にも利用されません。ただし、OpenAIは安全上の目的でコピーを最大30日保持する場合があると説明しています。つまり、30日間必ず表示されるのではなく、利用者の一覧へ残らなくても内部コピーが一定期間存在し得るという意味です。
現在の公式案内では、一時的な会話を後から保存して通常チャットへ変換できる場合があります。保存した時点から通常の会話として、アカウントの個人設定やモデル改善設定に従います。また、GPTの外部アクションを通じて第三者へ送られたデータは、相手方のプライバシーポリシーに従い、30日を超えて保持される可能性があります。
| 確認項目 | 未保存の一時チャット | 通常チャット | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 会話一覧 | 原則表示されない | 表示される | 一覧表示と保持は別 |
| 新しいメモリ | 作成・更新しない | 設定により利用 | 既存メモリ参照の設定差あり |
| モデル改善 | 利用されない | Data Controlsに従う | 保存すると通常扱い |
| 安全上のコピー | 最大30日の場合 | 通常の保持規則 | 即時完全消去ではない |
| 外部アクション | 第三者規約に従う | 第三者規約に従う | 送信先を確認 |
添付ファイルとLibraryは会話と別に確認する
ファイル管理は、会話履歴だけを見て判断できません。OpenAIの現行案内では、利用可能なアカウントやワークスペースでは、アップロードまたは作成したファイルがLibraryへ保存されます。この場合、ファイルとチャットは別に管理され、ファイルを含む会話を削除しても、Libraryに保存されたファイルまでは消えません。
不要な資料を完全に整理したい場合は、会話側の削除後にLibraryを開き、対象ファイルも確認します。Libraryから削除すると一覧から直ちに外れ、原則30日以内の恒久削除予定となります。Recently deletedが利用できる環境では、恒久削除前に復元できる場合があります。一時チャットへ添付したファイルは、アカウントやLibraryへ保存されないと案内されています。
| ファイルの場所 | 保持の考え方 | 会話削除の影響 | 削除場所 |
|---|---|---|---|
| 通常会話+Library保存 | 手動削除まで保持 | Libraryファイルは残る | Libraryで別途削除 |
| 一時チャットの添付 | アカウントへ保存されない | 通常会話とは別 | 公式方針を確認 |
| カスタムGPTの知識 | GPT削除まで保持 | 個別会話削除だけでは不十分 | GPT設定またはGPT削除 |
| Projectのファイル | Projectに関連して保持 | 会話だけで判断しない | Project側を確認 |
| Google Drive連携 | 元ファイルはDrive管理 | 元データは自動削除されない | Google Driveで管理 |
ファイル添付そのものの方法や上限は、ChatGPTファイルアップロードの方法|PDF・資料を仕事に生かすで詳しく解説しています。本記事では、添付操作ではなく保存先と削除範囲の違いに重点を置いています。
メモリはチャット履歴と別に保存される
メモリ機能も会話一覧とは別に考える必要があります。OpenAIは、保存されたメモリの「メモ帳」はチャット履歴とは別に保存されると説明しています。そのため、ある会話を消しても、その会話から作られた保存済みメモリが将来の回答に使われ続ける場合があります。
特定の情報を消したいときは、元の会話と保存済みメモリの両方を確認します。メモリを削除しても、過去の会話内に書かれた内容まで消えるわけではありません。反対に、会話だけを消しても記憶が残る可能性があります。削除された保存済みメモリのログは、安全性とデバッグのため最大30日保持される場合があります。
| 実行する操作 | 会話への影響 | メモリへの影響 | 必要な追加確認 |
|---|---|---|---|
| 会話を削除 | 一覧から消える | 保存済みメモリは別 | Memory設定 |
| メモリを削除 | 過去会話は残る | 将来の参照対象から除く | 元会話 |
| メモリをオフ | 履歴は自動削除されない | 利用方法を制御 | 既存記憶の管理 |
| 一時チャットを使用 | 原則一覧に残らない | 新規メモリを作らない | 安全上の保持 |
メモリの個別管理は、ChatGPTのメモリ削除方法|Memory機能の管理手順も参考にしてください。
ProjectsとカスタムGPTの資料を確認する
Projectsや自作GPTへ登録したファイルは、通常の一回限りの添付とは役割が異なります。公式情報では、カスタムGPTまたはProjectへアップロードしたファイルは、そのGPTまたはProjectが削除されるまで保持されます。削除後は、法的・セキュリティ上の例外等を除き、30日以内に削除される予定です。
顧客案件が終わったときは、会話を消すだけではなく、Projectのファイル、カスタム指示、共有範囲、自作GPTの知識ファイルも確認します。継続利用するひな型と、案件固有の顧客資料を同じ場所へ混在させない方が、安全な終了処理を行いやすくなります。
| 保管場所 | 入れる内容 | 終了時の確認 | 運用上の注意 |
|---|---|---|---|
| 通常会話 | 一回の相談・下書き | 会話の要否 | 完成版は別保存 |
| Project | 案件の会話・資料 | 会話・ファイル・指示 | 案件別に分ける |
| カスタムGPT | 繰り返し使う知識 | 知識ファイル・共有設定 | 顧客固有資料を混在させない |
| Library | 再利用するファイル | 不要ファイル | 会話削除とは別 |
| 社内ストレージ | 確認済みの正本 | 保存年限・権限 | 会社規程を優先 |
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データを書き出して確認する手順
必要な会話が残っているか確認したい場合は、対象プランとワークスペースで利用可能ならデータ書き出しを使えます。個人向けの対象アカウントでは、プロフィールメニューからSettings、Data Controls、Export dataへ進み、書き出しを申請します。Privacy Portalからデータ請求を行う方法もあります。
OpenAIの現行案内では、準備完了の連絡まで最大7日かかる場合があり、届いたダウンロードリンクは24時間で失効します。書き出しZIPには会話履歴等が含まれますが、すでに削除した会話を復元する機能ではありません。また、Business、Enterprise、Healthcare等の管理ワークスペースでは、利用者によるセルフサービス書き出しが提供されないため、管理者へ確認します。
- 正しいアカウントとワークスペースへログインします。
- プロフィールメニューから「Settings」を開きます。
- 「Data Controls」を選択します。
- 利用できる場合は「Export data」を選びます。
- 確認画面で申請を確定します。
- 登録メールまたはSMSの通知を待ちます。
- 同じアカウントへログインした状態で期限内にダウンロードします。
- ZIPを安全な場所で開き、必要な会話を確認します。
| 確認点 | 公式案内の要点 | 実務上の対応 | 避けること |
|---|---|---|---|
| 到着まで | 最大7日の場合 | 余裕を持って申請 | 直前の申請 |
| リンク期限 | 受信後24時間 | 速やかに保存 | メールの放置 |
| 本人確認 | 同じアカウントで取得 | ログイン方法を確認 | 別アカウントで開く |
| 内容 | 履歴等を含むZIP | 機密ファイルとして保護 | 無管理の共有 |
| 削除済み会話 | 復元できない | 削除前に退避 | 書き出しで戻せると思う |
| 管理ワークスペース | セルフサービス制限あり | 管理者へ確認 | 個人版と同一視 |
仕事で使う保存ルールを5段階で決める
社内運用では、「何日残るか」を確認するだけでは不十分です。何を入力してよいか、どの成果物を正本とするか、誰が削除を判断するか、どこに複製があるかまで決めます。サービス側の保持方針は変更される可能性があるため、自社の情報分類と保存年限を先に置きます。
おすすめは、公開情報、社内一般情報、社外秘、個人情報・機微情報、認証情報の五段階に分ける方法です。パスワード、秘密鍵、認証コード等は入力しません。顧客情報は、契約、同意、社内規程、利用するプランを確認し、必要なら匿名化します。
| 情報区分 | 入力判断 | 会話の管理 | 完成版の管理 |
|---|---|---|---|
| 公開情報 | 目的に合えば可 | 不要時に整理 | 出典を保存 |
| 社内一般情報 | 承認環境で使用 | 案件単位で整理 | 社内ストレージ |
| 社外秘 | 規程と契約を確認 | 必要最小限 | 権限を限定 |
| 個人・機微情報 | 匿名化を優先 | 責任者判断 | 法令・規程に従う |
| 認証情報 | 入力しない | 誤送信時は緊急対応 | 専用管理ツール |
運用を始める際は、全社員へ複雑な規程を読ませるだけでなく、よくある場面を短い判断表へ落とし込みます。迷ったときの相談先も明示すれば、利用者が自己判断で処理する危険を減らせます。
| 場面 | 最初の判断 | 次の行動 | 相談先 |
|---|---|---|---|
| 公開資料の要約 | 出典と利用条件 | URLと確認日を記録 | 担当者 |
| 社内資料の整理 | 利用環境の承認 | 必要箇所だけ入力 | 管理者 |
| 顧客情報を含む | 契約・同意・規程 | 匿名化または中止 | 責任者 |
| 認証情報を含む | 入力禁止 | 削除して別管理 | 情報管理担当 |
| 判断できない | 送信しない | 確認後に再開 | 上長・管理者 |
そのまま使える履歴整理プロンプト3選
AIへ整理を任せる場合も、削除操作そのものは人が行います。最初に、会話から何を別保存すべきかを抽出し、次に個人情報や機密情報を点検し、最後に正本として保存する形へ整えます。元の発言や決定を推測で補わせないことが大切です。
実用プロンプト1:別保存すべき内容を抽出する
以下は削除を検討している会話です。 [個人情報を除いた会話内容を貼り付ける] 削除前に別保存すべき内容だけを、次の順で整理してください。 1. 確定した結論 2. 再利用する手順 3. 決定事項・担当・期限 4. 参照した一次情報 5. 未確認事項 会話にない内容は補わず、不明点は「要確認」としてください。
実用プロンプト2:機密情報を点検する
以下の文章を外部保存する前に、情報管理の観点で点検してください。 [文章を貼り付ける] 氏名、住所、連絡先、顧客名、契約条件、未公開数値、健康・人事情報、認証情報を一覧にし、 削除、匿名化、責任者確認のどれが必要か示してください。 文章を勝手に公開用へ書き換えず、まず確認表だけを出してください。
実用プロンプト3:正本へ整える
以下の確認済み内容を、社内保存用の正本へ整えてください。 [確認済み内容を貼り付ける] 出力項目: ・文書名 ・作成日 ・対象案件 ・結論 ・決定事項 ・担当と期限 ・根拠・出典 ・確認者 ・次回見直し日 推測を追加せず、確認できない項目は空欄ではなく「要確認」としてください。
よくある失敗例10選
- 失敗例1:30日で通常履歴も自動的に消えると思う:保持している通常会話は、原則として手動で削除するまで残ります。
- 失敗例2:削除した瞬間に全システムから消えると思う:画面からは直ちに消えますが、恒久削除は原則30日以内の予定です。
- 失敗例3:アーカイブを削除として使う:一覧から隠れるだけで、通常の保持規則が続きます。
- 失敗例4:学習利用をオフにすれば会話も消えると思う:モデル改善設定と会話の保存は別に管理します。
- 失敗例5:会話削除でLibraryの資料も消えると思う:保存されたファイルはLibrary側でも確認します。
- 失敗例6:元会話を消せばメモリも消えると思う:保存済みメモリは別の設定画面で管理します。
- 失敗例7:一時チャットなら機密情報を自由に入力する:安全上のコピーや第三者アクションの扱いを確認します。
- 失敗例8:重要な成果物をチャット内だけに残す:確認済みの正本を承認された社内保存先へ移します。
- 失敗例9:書き出しZIPを無防備に共有する:アカウント情報や会話を含み得るため、機密ファイルとして扱います。
- 失敗例10:個人版と会社ワークスペースを同一視する:組織の保持方針と管理者権限を確認します。
削除後に確認すべき場所
会話を一つ消しただけで、関連情報のすべてがなくなるとは限りません。共有リンク、Library、メモリ、Project、自作GPT、端末へ保存したファイル、メール添付、社内ストレージなどに複製が残る可能性があります。削除目的が「一覧整理」なのか「誤送信対応」なのか「契約終了処理」なのかによって、確認範囲を変えます。
| 確認場所 | 残り得るもの | 確認方法 | 担当者 |
|---|---|---|---|
| Archived Chats | 非表示にした会話 | Data Controlsから管理 | 利用者 |
| Library | アップロード・生成ファイル | ファイル一覧を確認 | 利用者 |
| Memory | 保存済みの記憶 | 設定画面で確認 | 利用者 |
| Projects・自作GPT | 会話・知識・指示 | 各設定を確認 | 所有者 |
| 共有リンク | 外部閲覧可能な会話 | 共有管理を確認 | 作成者 |
| 端末・社内保存先 | ダウンロード・複製 | ファイル管理台帳 | 情報管理担当 |
筆者の実務視点
実務で最も危険なのは、「サービスに残っているか」と「会社として保存すべきか」を同じ問題として扱うことです。AI上の会話が長期間残っていても、それは正式な議事録や顧客向け成果物の正本ではありません。反対に、AI上から会話を消しても、法令や契約上保存すべき文書まで消してよいとは限りません。
仕事では、入力前、作業中、確定後、案件終了時の四段階で管理します。入力前に情報区分を判断し、作業中は案件を混在させず、確定後は完成版を社内保存先へ移し、案件終了時に会話、ファイル、共有、メモリ、外部複製を点検します。この手順なら、画面仕様が変わっても判断基準を維持できます。
また、削除は安全対策の最後の工程であり、最初の対策ではありません。送信してはいけない認証情報を入力しない、個人情報を匿名化する、会社が承認した環境だけを使うという予防が先です。保持期間を知る目的は、安心して何でも入力することではなく、情報の入口から出口まで責任を持つことにあります。
FAQ
Q1. ChatGPTの履歴は何日で自動削除されますか?
通常の会話は、原則として自分で削除するまでアカウントに保存されます。固定日数で自動的に消えるという扱いではありません。一時チャットや組織の独自保持方針は別に確認してください。
Q2. 会話を削除すればすぐ完全に消えますか?
画面の一覧からは直ちに消えますが、OpenAIの公式案内では、法的・セキュリティ上の例外等を除き、システムからの恒久削除は30日以内に予定されます。削除後は復元できません。
Q3. アーカイブした会話はいつ消えますか?
アーカイブは削除ではなく、通常の会話と同じ保持規則に従います。自分で削除するまでアカウントに残り、設定画面から再表示または削除できます。
Q4. 一時チャットは一切保存されませんか?
通常の履歴には原則表示されませんが、安全上の目的でコピーが最大30日保持される場合があります。外部アクションを使った場合、第三者へ送られた情報は相手方の規約に従います。
Q5. 会話を消せば添付ファイルも削除されますか?
Libraryが利用でき、ファイルがそこへ保存されている場合、会話とファイルは別管理です。会話を消してもLibraryのファイルは残るため、不要ならファイル一覧でも削除操作を確認します。
Q6. 会話を削除すればメモリも消えますか?
保存済みメモリはチャット履歴とは別に管理されます。特定情報を完全に取り除きたい場合は、元の会話とMemory設定の両方を確認してください。
Q7. データ書き出しで削除した会話を復元できますか?
できません。書き出しは、対象アカウントに残っている履歴等のコピーを取得する機能であり、削除済み会話を復元する機能ではありません。必要な内容は削除前に退避します。
Q8. 会社で使う場合は個人版と同じですか?
同じとは限りません。Enterprise、Edu、Healthcare等では、管理者が保持方針を設定する場合があります。Business等ではセルフサービスのデータ書き出しにも制限があるため、自社管理者と規程を優先してください。
まとめ:保存場所ごとに確認してから削除する
ChatGPTの履歴保存期間は、通常会話、削除済み会話、アーカイブ、一時チャット、ファイル、メモリで異なります。通常会話は手動で消すまで残り、削除すると画面から直ちに消え、原則30日以内に恒久削除される予定です。アーカイブは整理であり、削除ではありません。
仕事では、重要な完成成果物を承認された保存先へ移したうえで、会話、Library、メモリ、Projects、自作GPT、共有リンク、端末の複製を確認します。保存期間の数字だけに頼らず、入力前の情報分類から案件終了時の削除確認までを一つの運用として整えることが、安全な生成AI活用につながります。
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参考情報
- OpenAI Help Center「Chat and File Retention Policies in ChatGPT」
- OpenAI Help Center「How to Delete and Archive Chats in ChatGPT」
- OpenAI Help Center「Temporary Chat FAQ」
- OpenAI Help Center「File storage and Library in ChatGPT」
- OpenAI Help Center「Exporting your ChatGPT history and data」
- OpenAI Help Center「Memory FAQ」
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