ChatGPTでGPTsを作る方法|初心者向けカスタムAI作成手順

最終更新日:2026年9月2日
0 views

ChatGPTでGPTsを作るには、最初に「誰の、どの仕事を、どこまで支援するAIか」を一つに絞り、Instructions(指示)、Knowledge(知識ファイル)、会話のきっかけ、必要な機能を設定して、Previewで試験します。ただし、2026年9月時点では、個人向けのFree、Go、Plus、Proでは新しいGPTsを作成・公開できません。新規作成は、管理者が許可したBusiness、Enterprise、Eduのワークスペースが対象です。

以前は個人向け有料プランでもカスタムGPTを作れたため、古い解説を見て「Plusなのに作成ボタンがない」と迷う方が少なくありません。これは操作ミスとは限らず、現在のアカウント区分による制限です。既存のGPTsは引き続き利用でき、条件を満たせば編集できます。

この記事では、ChatGPT GPTs 作り方を調べている初心者に向けて、利用条件の確認、用途の決め方、具体的な作成手順、指示文と知識ファイルの分け方、テスト、共有範囲、安全確認、改善方法までを一つの流れで解説します。

自社の仕事に合う生成AIを設計し、業務改善や集客へ生かしたい方へ
→ 生成AIマスタースクール(GMS)の無料ウェビナーで実践方法を確認する

生成AI収益化のルールを学べる無料ウェビナー

目次

結論:GPTsは一つの仕事に絞ると作りやすい

この機能は、ChatGPTの中で使うノーコード型の専用AIです。毎回同じ前提や書式を入力しなくても、あらかじめ設定した目的、口調、手順、参照資料に沿って回答させられます。たとえば「問い合わせ返信案を作る」「会議メモを決定事項へ整理する」「商品説明文を点検する」など、繰り返し発生する一つの仕事が向いています。

初めての作り方で重要なのは、多機能な万能AIを目指さないことです。対象者、入力、処理、出力、禁止事項、確認事項の六つを決めれば、専用AIの骨格ができます。最初は外部連携を使わず、指示と少量の知識ファイルだけで試し、安定してから機能を増やします。

設計項目 決める内容 問い合わせ返信GPTの例 確認点
対象者 誰が使うか 小規模事業者の担当者 初心者でも使えるか
入力 何を渡すか 顧客の問い合わせ文 個人情報を除けるか
処理 何をさせるか 要点抽出と返信案作成 推測を抑えられるか
出力 どんな形で返すか 件名・本文・確認事項 そのまま送信させない
境界 何をしないか 返金や契約を断定しない 人の承認先を示す
評価 合格条件 正確・簡潔・丁寧 テストで判定できるか

作成前にアカウントと権限を確認する

OpenAIの現行案内では、新しいGPTsの作成と公開は個人用ChatGPTアカウントで利用できません。Freeだけでなく、Go、Plus、Proも対象外です。Business、Enterprise、Eduの管理ワークスペースでは、管理者設定と利用者の権限が許せば作成できます。作成・編集画面はWeb版で利用し、スマートフォンアプリではGPTsを使えても新規作成はできません。

左側メニューの「Explore GPTs」から専用AIの画面を開いても「Create」が表示されない場合、先にアカウント区分と現在選択しているワークスペースを確認します。個人アカウントなら不具合ではありません。会社の管理ワークスペースでも、管理者が作成を無効化している、役割に権限がない、対象機能を制限している場合があります。

利用環境 新規作成 既存GPTsの利用 次の対応
個人Free 不可 利用可能 通常チャット等で代替
個人Go・Plus・Pro 不可 利用可能 古い案内と区別
Business 権限次第 設定次第 管理者へ確認
Enterprise・Edu 権限次第 設定次第 役割・共有方針を確認
スマホアプリ 非対応 利用可能 作成はWeb版で行う
既存GPTの所有者 新規は区分次第 利用継続可能 編集権限を確認

GPTs・カスタム指示・プロジェクトの違い

「自分専用AIを作りたい」という目的なら、必ずしもカスタムGPTだけが答えではありません。個人アカウントで新規作成できない場合は、カスタム指示、メモリ、Projects、保存したプロンプトを組み合わせれば、多くの定型業務を再現できます。

カスタム指示はChatGPT全体へ共通の希望を伝える機能です。Projectsは案件ごとに会話、ファイル、指示をまとめる用途に向きます。専用AIは、特定業務用の名前、説明、会話例、知識、機能、共有範囲を一つにまとめられる点が異なります。目的と共有相手で選びましょう。

方法 向く用途 共有・再利用 初心者の選び方
通常チャット+保存プロンプト 一人の単発・定型作業 文面をコピー 最初の試作に最適
カスタム指示 全会話共通の口調・前提 自分中心 共通ルールだけ入れる
メモリ 好みや継続情報 設定に応じて参照 業務規則の正本にしない
Projects 案件別の会話・資料 共同作業にも対応 顧客・案件単位で分ける
GPTs 役割が決まった専用AI 権限に応じ共有 繰り返す一業務に絞る
API 自社サイトやシステム組込み 開発が必要 GPTsとは別物

作り始める前に目的を1枚へ整理する

カスタムGPTの作り方で最も時間を使うべき工程は、画面操作ではなく設計です。「営業を助けるAI」のように広すぎる目的では、入力も出力も安定しません。「初回問い合わせを読み、返信案と確認事項を作るAI」のように、開始条件と終了条件が見える粒度にします。

実際の業務を一つ選び、現在の手順を人間の言葉で書き出してください。誰が、何を受け取り、何を確認し、どんな形で成果物を作り、誰が承認するのかを整理します。AIへ任せる部分と人が判断する部分を色分けするだけでも、Instructionsが作りやすくなります。

事前質問 良い回答例 曖昧な回答例 改善方法
誰の仕事か 店舗の問い合わせ担当 みんな 主利用者を一人に絞る
開始時の入力 問い合わせ本文と商品名 いろいろな情報 必須項目を列挙
完成物 200字以内の返信案 良い文章 形式と長さを決める
参照資料 最新版FAQと返品規程 社内資料全部 正本だけ選ぶ
人の判断 返金可否と送信承認 全部AIに任せる 責任境界を明示
成功条件 根拠を示し誤断定しない 賢く答える 採点可能な基準にする

ChatGPTでGPTsを作る基本手順

対象の管理ワークスペースと権限を確認したら、Web版ChatGPTで「Explore GPTs」を開くか、公式のGPTs画面へ移動し、「Create」を選びます。作成方法には、会話しながら下書きを作る方法と、設定項目を直接入力する方法があります。初心者は会話形式でたたき台を作っても構いませんが、最終的には設定画面で各項目を確認してください。

  1. Web版ChatGPTへログインし、会社の対象ワークスペースを選びます。
  2. サイドバーから「Explore GPTs」を開きます。
  3. 「Create」が表示されることを確認して選択します。
  4. 目的と利用者を一文で説明し、たたき台を作ります。
  5. Name、Description、Conversation startersを設定します。
  6. Instructionsへ役割、手順、出力、境界、確認方法を書きます。
  7. 必要な場合だけKnowledgeへ確認済み資料を登録します。
  8. 必要なCapabilitiesを最小限で有効にします。
  9. Previewで通常例、例外、危険入力を試験します。
  10. 共有範囲を最小限にして作成し、運用後に改善します。
工程 入力するもの 完了条件 戻るべき状態
権限確認 プラン・ワークスペース Createが使える 管理者へ確認
目的設定 対象者・一業務 一文で説明できる 用途を絞り直す
基本情報 名前・説明・開始例 初見で用途が分かる 専門語を減らす
動作設定 Instructions 手順と境界が明確 例を追加
知識設定 確認済み資料 最新版だけ参照 不要資料を外す
試験 正常・例外・危険例 合格基準を満たす 指示を修正

名前・説明・会話のきっかけを設定する

Nameは検索結果、共有リンク、画面上部などで利用者が見る名称です。「営業AI」のような抽象名より、「初回問い合わせ返信アシスタント」のように仕事が分かる名前にします。Descriptionには、誰向けで何を支援し、どこまでの出力を返すかを短く書きます。

Conversation startersは、GPTsを開いた直後に表示する質問例です。説明文の飾りではなく、正しい入力方法を利用者へ教える入口として設計します。「何ができますか?」だけでなく、「次の問い合わせから返信案と確認事項を作ってください」のような実用例を複数用意します。

項目 弱い例 改善例 確認基準
Name 便利AI 初回問い合わせ返信アシスタント 仕事が一目で分かる
Description 何でも答えます 顧客文から返信案と要確認点を作成 対象・入力・出力が分かる
開始例1 こんにちは この問い合わせの要点を整理して 主要用途を示す
開始例2 文章を作って 丁寧な返信案を200字以内で作って 出力条件が分かる
開始例3 質問です 返信前に確認すべき点を一覧にして 安全な使い方を促す

Instructionsへ仕事の手順と境界を書く

InstructionsはGPTsの行動を決める中心項目です。OpenAIは、複数段階の作業では明示的な手順を使い、長い禁止事項の羅列より肯定形で具体的に書き、必要なら良い例と悪い例を示すことを勧めています。見出しと箇条書きで優先順位を分けると、後から修正しやすくなります。

最低限、「役割」「対象者」「入力不足時の対応」「処理手順」「出力形式」「根拠の扱い」「禁止事項」「人へ戻す条件」を書きます。法律、税務、医療、人事、与信など高い責任を伴う判断は、GPTsに最終決定させず、専門家や責任者へ確認する条件を明示します。

指示の章 書く内容 問い合わせ返信の例 失敗防止
役割 AIの担当範囲 返信案作成を支援 送信者にしない
入力確認 不足時の質問 商品名・購入日を確認 推測で埋めない
手順 処理の順番 要点→規程→案→確認点 工程を飛ばさない
出力 見出し・長さ 件名・本文・要確認 再利用しやすくする
根拠 資料の優先順位 最新版返品規程を優先 資料名を示す
境界 人へ戻す条件 返金断定は責任者確認 重大判断を自動化しない

Knowledgeへ正しい資料だけを登録する

Knowledgeは、専用AIが回答時に参照する資料を登録する場所です。Instructionsが「どう振る舞うか」を決めるのに対し、Knowledgeは「何を根拠として使うか」を与えます。業務規則や口調をファイルへ隠すのではなく、動作ルールはInstructions、FAQや手順書など参照内容はKnowledgeへ分けます。

現行のOpenAI公式案内では、一つのGPTへ最大20ファイル、各ファイル最大512MBを添付できます。ただし、上限まで入れることが品質の向上を意味しません。古い版、重複、画像中心の複雑な資料を混在させると、どれを根拠にしたか分かりにくくなります。文書名、版番号、施行日、所有者をそろえ、テキスト中心の最新版だけを登録します。

資料 登録判断 準備方法 更新時の対応
最新版FAQ 適する 質問と回答を明確化 旧版と入れ替える
業務手順書 適する 見出し・番号を整理 施行日を記載
価格表 変動に注意 有効期間を明示 期限切れを削除
顧客名簿 原則避ける 必要なら匿名化・承認 利用目的を限定
画像だけのPDF 精度確認が必要 文字抽出版を用意 Previewで照合
複数の旧版 不適切 正本を一つにする 版管理台帳を更新

ファイル登録の操作と情報管理は、ChatGPTファイルアップロードの方法|PDF・資料を仕事に生かすと、ChatGPT情報漏洩の原因と対策|仕事で安全に使うための実践基本も確認してください。

Capabilitiesは必要なものだけ有効にする

作成画面では、利用環境に応じてWeb検索、画像生成、Canvas、Code Interpreter & Data Analysis、AppsなどのCapabilitiesを使えます。Actionsを使えば外部APIへ接続できますが、AppsとActionsは同じGPTで同時に使えません。初心者の最初の作り方では、指示と知識だけで目的を達成できるかを先に試します。

機能を増やすほど便利に見えますが、外部へのデータ送信、利用者の接続権限、誤操作、テスト項目も増えます。「あると便利」ではなく、「目的達成に必須か」で選びます。外部サービスへ情報を送る場合は、送信内容、承認画面、相手方の保存・利用方針を確認します。

機能 向く仕事 主な確認 初回設定
Web検索 現行情報の調査 一次情報と日付 必要時だけ有効
画像生成 案や素材の作成 権利・公開前確認 目的がある場合
Canvas 長文・構造化編集 利用者の作業手順 文書業務で検討
データ分析 表計算・グラフ 数式と原データ照合 必要な場合
Apps 接続済みサービス利用 権限・送信範囲 最小権限
Actions 独自API連携 認証・プライバシー 上級工程へ分離

GPTsの設定を形だけで終わらせず、実際の業務成果へつなげたい方へ
→ 生成AIマスタースクール(GMS)の無料ウェビナーで実務活用を学ぶ

Previewで正常・例外・危険入力を試す

作成画面のPreviewは、専用AIを保存・共有する前の試験場所です。普段の依頼だけでなく、入力不足、矛盾、資料にない質問、個人情報、禁止された判断、長文、乱れた文章も試します。見た目の良い回答が一度出ただけでは合格にしません。

OpenAIも、機能を追加する前にInstructionsを絞り、例を加えることを勧めています。回答が不安定なときは、すぐ新しい機能へ頼らず、どの指示が曖昧か、資料が重複していないか、合格例と不合格例を示せるかを確認します。同じ試験を修正前後で実行すると改善を判断できます。

試験区分 入力例 期待する動作 不合格の例
正常 必要項目が揃った依頼 指定形式で回答 見出しや長さを無視
不足 商品名がない 不足項目を質問 商品を推測
範囲外 契約の法的判断 専門家確認を案内 適法と断定
資料なし 未掲載の価格 不明と明示 数字を創作
矛盾 二つの期限が混在 矛盾を指摘 片方を勝手に採用
機密 パスワードを含む 入力中止と削除を促す そのまま処理

共有範囲は最小から始める

作成後は「Share」から、利用可能な共有レベルと権限を選びます。管理ワークスペースでは、特定の利用者・グループ、リンクを知るワークスペース利用者、ワークスペース全体、条件を満たす公開リンクやGPT Storeなどが表示される場合があります。ただし、管理者設定、役割、地域、GPTの構成によって選択肢は変わります。

権限には、会話だけできる「Can chat」、設定を閲覧・複製できる「Can view settings」、直接変更できる「Can edit」などがあります。内容を使ってもらうだけなら、設定を見せたり編集させたりする必要はありません。まず少人数の試験利用者へ限定し、入力例と禁止事項を案内してから範囲を広げます。

共有方法 対象 向く段階 注意点
招待者のみ 指定利用者・グループ 試験運用 担当変更を管理
ワークスペース内リンク リンクを知る社内利用者 限定展開 転送範囲を案内
ワークスペース全体 組織内の対象者 正式運用 問い合わせ窓口を用意
公開リンク リンクを持つ外部利用者 公開要件確認後 機密知識を入れない
GPT Store 一般利用者 公開審査後 方針・プロフィール確認
Can edit 共同管理者 運用体制確立後 変更責任を決める

公開GPTでActionsを使う場合は、有効なプライバシーポリシーURLが必要です。Appsを含む構成や方針審査により、公開共有が制限される場合もあります。公開できないときは抜け道を探さず、対象アカウント、管理者設定、Builder Profile、外部接続、ポリシーを順に確認します。

運用開始後は版管理と責任者を決める

カスタムGPTは一度作れば完成ではありません。料金、商品、規程、担当部署が変われば、KnowledgeとInstructionsも更新が必要です。編集内容は下書きとして保存され、既存GPTでは「Update」を選ぶと反映されます。Version historyを利用できる環境では過去版を確認・復元できますが、Actionsを含む古い版を戻すと認証の再設定が必要な場合があります。

運用台帳には、所有者、用途、共有範囲、知識ファイル、最終試験日、承認者、次回確認日を記録します。作成者が退職・異動しても放置されないよう、個人任せにせず組織の管理対象にします。利用者から誤回答報告を受ける窓口と、緊急時に共有を止める担当も必要です。

管理項目 記録例 更新のきっかけ 責任者
所有者 顧客対応責任者 異動・退職 部門長
用途 初回返信案の作成 業務範囲変更 業務責任者
Knowledge FAQ第12版 規程改定 文書所有者
共有範囲 CSグループ限定 利用部署追加 管理者
試験結果 12項目中12合格 設定更新 検証担当
次回見直し 2026年10月1日 期限到来 所有者

そのまま使えるGPTs設計プロンプト3選

次の文面は、GPT Builderとの会話や、作成前の通常チャットで設計案を作るために使えます。出力をそのまま採用せず、実際の業務、社内規程、承認者に合わせて確認してください。専用AIの作り方を段階化し、設定漏れを見つける用途です。

実用プロンプト1:用途を一つに絞る

繰り返し業務から、最初に作る専用AIの用途を一つ選びたいです。
候補業務:[候補を列挙]
利用者:[担当者]
現在の作業時間:[時間]
扱う情報:[情報の種類]

各候補を、頻度、手順の明確さ、誤りの影響、情報リスク、人の確認しやすさで比較し、
最初の試作に向く一業務を提案してください。
最終判断や送信をAIへ任せる案は除外してください。

実用プロンプト2:Instructionsの下書きを作る

次の業務用GPTsに設定するInstructionsの下書きを作ってください。
用途:[一つの業務]
利用者:[対象者]
必須入力:[項目]
参照資料:[資料名]
出力形式:[見出し・長さ]
人が判断する事項:[事項]

「役割」「入力確認」「処理手順」「出力」「根拠」「禁止事項」「人へ戻す条件」の見出しで整理し、
資料にない事実を推測しないこと、不明点は確認質問にすることを含めてください。

実用プロンプト3:試験表を作る

以下のGPTsを公開前に試験します。
目的:[目的]
Instructions:[指示文]
Knowledge:[資料一覧]

正常入力3件、入力不足2件、矛盾入力2件、範囲外2件、機密情報1件の計10件について、
試験入力、期待する回答、合格条件、危険な不合格例を表にしてください。
回答内容は作らず、試験設計だけを出してください。

よくある失敗例10選

  1. 失敗例1:個人Plusなら新規作成できると思う:2026年9月時点の公式案内では、個人Free、Go、Plus、Proは新しいGPTsを作成・公開できません。
  2. 失敗例2:スマホでCreateを探し続ける:モバイルアプリはGPTsの利用に対応しますが、作成はWeb版で行います。
  3. 失敗例3:万能AIを一度に作る:営業、経理、採用を混ぜず、入力と完成物が決まる一業務へ絞ります。
  4. 失敗例4:Instructionsへ「いい感じに」とだけ書く:手順、出力、根拠、境界、確認質問を具体的にします。
  5. 失敗例5:Knowledgeへ社内資料を全部入れる:最新版の正本だけを選び、個人情報と機密情報の登録可否を確認します。
  6. 失敗例6:古い価格表と新しい価格表を混在させる:版番号と施行日を付け、旧版を外してから再試験します。
  7. 失敗例7:正常例を一度試して公開する:不足、矛盾、資料外、危険入力でも安全に止まるか確認します。
  8. 失敗例8:共有相手全員へ編集権限を渡す:利用だけならCan chatにし、編集者を限定します。
  9. 失敗例9:AppsやActionsを最初から追加する:送信範囲と権限が増えるため、指示と知識で安定させてから検討します。
  10. 失敗例10:公開後に見直さない:規程変更、誤回答、担当変更をきっかけに版と試験結果を更新します。

公開前チェックリスト

最後に、作成画面の見栄えだけでなく、利用条件、回答品質、情報管理、共有、運用体制を確認します。一項目でも責任者が分からない場合は、全社公開せず試験範囲へ戻してください。

確認分野 チェック内容 合格条件 未達時の対応
利用条件 対象ワークスペースと権限 管理者が許可 作成を止めて確認
目的 一業務へ絞れているか 一文で説明可能 機能を減らす
Instructions 手順・出力・境界 曖昧語がない 具体例を追加
Knowledge 版・機密性・重複 正本のみ ファイルを整理
試験 正常・例外・危険例 基準を満たす 修正して再試験
共有 対象と権限 必要最小限 範囲を狭める
運用 所有者・窓口・見直し日 台帳へ記録 責任者を決める

筆者の実務視点

専用AIの価値は、珍しい機能を作ることではなく、担当者の頭の中にある仕事の基準を、誰でも確認できる形へ整えることにあります。作成中に「入力項目が人によって違う」「正しい資料がどれか分からない」「最終承認者が曖昧」と判明するなら、それ自体が業務改善の成果です。

実務では、まず優秀な担当者一人の作業を観察し、判断を必要としない部分だけを専用AIへ移します。初回は10件程度の過去事例で試し、人間の完成版と比較します。時間が短くなっても、誤りの修正時間や確認負担が増えたなら成功ではありません。作業時間、修正回数、差し戻し、重大な誤りの四つを記録します。

また、作成者だけが使える状態から始め、次に同じ業務の担当者、最後に部署へ広げます。利用者が増えるほど入力のばらつきも増えるため、Conversation startersと入力例を整備します。カスタムGPTは設定ファイルではなく運用中の業務資産です。所有者、正本、共有範囲、試験履歴を管理して初めて、継続的な成果につながります。

FAQ

Q1. ChatGPTの無料版でGPTsを作れますか?

2026年9月時点では作れません。OpenAIの現行案内では、個人向けのFree、Go、Plus、Proで新しいGPTsの作成・公開は利用できません。既存の公開GPTsを使うことはできます。

Q2. ChatGPT PlusならカスタムGPTを新規作成できますか?

現在の個人Plusでは新規作成できません。過去には作成できた時期があるため、古い記事や動画と現行仕様を区別してください。対象のBusiness、Enterprise、Eduワークスペースでは管理者設定と権限次第です。

Q3. スマホアプリでGPTsを作れますか?

スマホアプリではGPTsを利用できますが、新規作成には対応していません。作成権限がある管理ワークスペースを選び、Web版ChatGPTからGPT Builderを開きます。

Q4. GPTsとカスタム指示は何が違いますか?

カスタム指示はChatGPTの会話全体へ共通の希望を伝える機能です。GPTsは特定用途の名前、説明、指示、知識、機能、共有設定を一つの専用AIとしてまとめます。個人利用の定型化ならカスタム指示やProjectsで代替できる場合があります。

Q5. Knowledgeには何を入れればよいですか?

FAQ、手順書、ガイドなど、回答の根拠にする確認済み資料を入れます。行動規則や口調はInstructionsへ書きます。旧版、重複、顧客名簿、認証情報などを安易に登録しないでください。

Q6. GPTを作った人は利用者の会話を読めますか?

OpenAIは、GPTのビルダーは利用者がそのGPTと行った個別会話を閲覧できないと案内しています。ただし、Appsや外部APIを使うGPTでは入力の関連部分が第三者へ送られる場合があるため、接続先を確認します。

Q7. GPTsを自社サイトへ埋め込めますか?

GPTsはChatGPT内で利用する仕組みであり、Webサイトへ埋め込む方法ではありません。自社サイトや製品へAIを組み込む場合は、開発者向けAPIを使う別の設計が必要です。

Q8. 公開後に設定を変更できますか?

権限があれば編集でき、変更は下書きとして保存されます。「Update」で利用中のGPTへ反映します。重要な変更後は同じ試験表で再確認し、共有相手へ変更内容を知らせてください。

まとめ:権限確認から始め、小さく作って試す

ChatGPTでGPTsを作る方法は、対象の管理ワークスペースと作成権限を確認し、一つの業務へ目的を絞り、基本情報、Instructions、Knowledge、必要なCapabilitiesを設定して、Previewで試験する流れです。現在、個人向けFree、Go、Plus、Proでは新規作成・公開ができないため、作成ボタンがないことを操作ミスと決めつけないでください。

作成できる環境でも、最初から万能化や全社公開を目指す必要はありません。指示と少量の正しい資料で小さく作り、正常・例外・危険入力を試し、共有範囲を限定して運用します。所有者、版、試験結果、見直し日まで管理すれば、GPTsは一時的な便利機能ではなく、再現可能な業務資産になります。

自社専用AIの作り方を学び、生成AIを業務改善・集客・収益化へつなげたい方へ
→ 生成AIマスタースクール(GMS)の無料ウェビナーに参加する

参考情報

関連記事

【無料ウェビナー】生成AI収益化のルール

今、ビジネス界の最前線では、「生成AIを制する者はビジネスを制する!」と言われています。

ChatGPTを“触って終わり”にせず、あなたの知識・経験・言葉を、AI時代の価値と収入資産へ変える方法を、約70分の無料ウェビナーで公開しています。

仕事・発信・商品づくり・収益化まで、生成AIをどうビジネスに活かすかを、初心者にもわかりやすく整理して解説しています。

生成AI収益化のルール 特別ウェビナー

今すぐ以下より、生成AI収益化の無料ウェビナーを見る

※本ウェビナーは、ChatGPTを活用して知識・経験を収益へつなげる実践講座です。

今すぐ無料ウェビナーを見る

人気の記事

  • ChatGPT使用量の確認方法|上限・残量・リセットの見方

    結論から言えば、ChatGPTの使用量は、一つの残量メーターでまとめて確認する仕組みではありません。通常のチャット、推論モデル、Work・Codex、ファイル保存、OpenAI APIでは、上限の単位と確認場所が異なります。まず「何の使用量を確認したいか」を分け、通常チャットはモデル選択画面や上限通知、Work・CodexはUsage画面、保存容量はLibrary、APIはUsage DashboardとLimitsで確認することが基本です。 ChatGPTへ「残り何回...
    396 views
  • ChatGPTでスクロールできない?原因と問題への対処法を解説!

    ChatGPTを利用中に「スクロールできない」と悩むユーザーは少なくありません。 この問題は、OS設定やブラウザの影響で発生することが多く、特にMacやiPhoneでの発生が目立ちます。 本記事では、ChatGPTでスクロールできない原因と、解決に役立つ具体的な対処法を解説します。 快適にChatGPTを利用するために、ぜひ参考にしてください。 本記事をお読みいただければ、あなたはChatGPTでスクロールできない原因と問題への対処法について、理解いただけるようになる...
    1,742 views
  • ChatGPTを有料から無料に!ダウングレード方法の手順を解説!

    ChatGPTの有料プランを無料プランにダウングレードする方法を知りたい方に向けて、具体的な手順を詳しく紹介します。 PC版とスマホ版の両方で簡単に手続きができ、費用を抑えながらも基本的な機能を引き続き利用することが可能です。 この記事では、ダウングレードの際に注意すべきポイントやメリットについても解説しています。 無駄なコストをかけずに、ChatGPTを効率よく活用する方法を学びましょう。 本記事をお読みいただければ、あなたはChatGPTを有料から無料にするダウン...
    8,660 views
  • ChatGPTの複数アカウント切り替え方法!使い方と注意点を解説

    ChatGPTをビジネスとプライベートで活用するためには、複数アカウント切り替えが効率的です。 この記事では、ChatGPTでのアカウント切り替え方法について、初心者でも分かりやすく解説し、注意すべきポイントも紹介します。 複数アカウントのメリット、作成手順、同一電話番号での制限事項など、知っておきたい基礎情報をまとめています。 本記事をお読みいただければ、あなたはChatGPTの複数アカウント切り替え方法について、理解いただけるようになるはずです。 ぜひ、こちらの内...
    4,954 views
  • ChatGPTが入力できない時の対処法!エラー原因と解決策を解説

    ChatGPTが入力できない、反応しない時、一体何が問題なのでしょうか? エラーの原因はさまざまですが、本記事ではそれぞれの対処法を詳しく解説します。 ChatGPTのPC版での入力不可、プロンプト送信エラーなど、トラブルの解決策を提供します。 また、特定の情報(電話番号や誕生日)を入力しても反応しない場合の対処法も含まれます。 全体を振り返り、入力できない時一つ一つの問題に対する答えをまとめています。 本記事をお読みいただければ、あなたはChatGPTが入力できな...
    5,674 views
  • ChatGPTカスタム指示おすすめ|仕事で使える設定テンプレート7選

    ChatGPTを使っていて、「前にも伝えたのに、また前提から説明しなければならない」「文章の長さ、口調、結論の出し方が毎回ぶれる」「自分の仕事に合う回答を得るまで、同じ修正指示を何度も入力している」と感じる人は少なくありません。 その原因の多くは、質問の質だけではありません。ChatGPTに毎回共通して守ってほしい前提を、あらかじめ設定していないことにあります。 そこで使うのが、ChatGPTカスタム指示です。カスタム指示は、あなたの仕事、回答の形式、文章の口調、...
    174 views

新着ブログ記事

ブログ記事一覧
完全無料!生成AI収益化ウェビナー
今、ビジネス界の最前線では、
「生成AIを制する者はビジネスを制する!」
と言われています。
ChatGPTを“触って終わり”にせず、仕事・発信・商品づくり・収益化に活かす方法を、約70分の無料ウェビナーで公開中です。
あなたの知識・経験・スキルをAI時代の収益に変える実践ステップを、今すぐ無料でご確認ください。
» 生成AI収益化の無料ウェビナーを見る
小谷川 拳次

小谷川 拳次

リードコンサルティング株式会社 代表取締役

小谷川 拳次 リードコンサルティング株式会社 代表取締役。 生成AIマスタースクール(GMS)学長。 起業家。作家。投資家。 2009年、リードコンサルティング株式会社を設立。 デジタルコンテンツ販売、電子書籍マーケティング、サブスクリプションビジネス、自動ウェビナー販売システムなど、オンライン集客とコンテンツ販売の仕組みづくりを専門に活動。 著書は累計50冊以上。 これまでにネット集客、電子書籍、セールスライティング、コンテンツビジネスに関する多数の教材・講座を制作。 現在は、ChatGPTを中心とした生成AI活用の専門家として、生成AIを仕事・発信・商品づくり・収益化に活かす方法を発信している。 オウンドメディアでは、ChatGPT・生成AI関連の記事を多数公開。 また、メール講座・メルマガを通じて、生成AI時代のビジネス活用法を継続的に発信している。 現在、生成AIで知識・経験・スキルを収益に変えるための実践講座「生成AIマスタースクール(GMS)」を主宰。 ChatGPTを“触って終わり”にせず、仕事・発信・商品づくり・収益化に活かす方法を、無料ウェビナーで公開中です。 生成AIで知識・経験を収益に変える方法を学びたい方は、 生成AI収益化の無料ウェビナーをご覧ください。

他の記事を見る
【無料ウェビナー】AI時代に知識と経験を収益へ変える方法
ChatGPTをただ便利に使うだけで終わらせていませんか?
これからの時代に重要なのは、あなたの知識・経験・スキルを、仕事・発信・商品づくり・収益化へつなげることです。
生成AIをビジネスに活かす実践ステップを、約70分の無料ウェビナーで公開しています。
今すぐ以下より、無料ウェビナーをご視聴ください。
» 生成AI収益化の無料ウェビナーを見る
今すぐ無料でPDFをダウンロードしてください
こちらにメールアドレスを登録すると、今すぐ本記事をPDF形式でダウンロードしてお読みいただくことができます。PDFのダウンロードリンクは登録いただいたメールアドレス宛にお送りいたします。
1 / 2
50%完了 これが最後のステップです。
あなたのご感想や期待の声をご記入ください!

※PDFのお届けにはコメントの入力が必要です※

この記事をご覧になって、あなたはどのような学びがありましたか?また、ビジネスの現場で何を実践しようと決意されましたか?ぜひ、以下にあなたのコメントをシェアいただければ幸いです。(まだお読みでない方は、この記事への期待の声をお寄せください!)

2 / 2
ご登録ありがとうございます!メールをお送りしました。
ご登録ありがとうございます!登録いただいたメールアドレス宛にPDFのダウンロードリンクをご案内するメールをお送りしました。
50%完了 これが最後のステップです。
【無料】生成AI収益化のルール 特別ウェビナー
2 / 2