大量のメルマガリストを集める方法!13のオプトイン成功法則と事例
あなたは、ブログやFacebookを一生懸命に更新したり、コストをかけてネット広告に出稿しても、メルマガリストの登録が少ないことにお悩みではないでしょうか?
また、そもそもメルマガリストを効果的に集める方法がわからずお困りではありませんか?
せっかく様々な努力を続けて自社のページにアクセスを集めても、それが見込み顧客リストであるメルマガリストの収集に役立たなければ、早急に改善が必要になります。
もちろん、メルマガリストを効果的に集める方法がわからないのであれば、まずはその方法を学習することから始めるべきです。
新しいソーシャルメディアが次々と登場し、チャットが普及している現代においても、いまだにもっとも売上に直結するメディアはメルマガだと言われています。
弊社でも、ネットマーケティングの主軸はすべて、このメルマガリストを集めることに集約させています。
実際に私自身も、たった1つのオプトインページを公開した直後の1ヵ月間で、メルマガリストを763件集め、596万円もの売上を上げることができました。
また、継続的に集めているメルマガリストにメールマガジンを配信するだけで、あらゆる商品が告知直後から売れる状況を作ることができています。
そこで本記事では、大量のメルマガリストを集める方法として、オプトインを成功させる13の法則と事例をご紹介します。
こちらの内容をお読みいただければ、あなたはオプトインを成功させ、今までと同じアクセス数から何倍ものメルマガリストと売上が得られるようになるはずです。
ぜひ、本記事でご紹介する方法を参考にしてみてください。
【PR】完全無料!【ChatGPT速習メール講座】毎日1本メールを無料配信中!今すぐこちらをクリックして登録!
目次
- 1 オプトインとオプトインページの仕組みを理解する
- 2 オプトインを成功させる13の成功法則と事例
- 2.1 1. 見込み顧客のペイン・ポイントを理解する
- 2.2 2. 強力なヘッドラインを用意する
- 2.3 3. 魅力的なリード・マグネットを設置する
- 2.4 4. マイクロコミットメントの原則を使う
- 2.5 5. インラインにCTAワードを入れる
- 2.6 6. ディレクショナル・キューを使う
- 2.7 7. ビジュアルを重視する
- 2.8 8. ナビゲーションを置かない
- 2.9 9. コア・ベネフィットを強調する
- 2.10 10. フォールド・ラインの上部に登録フォームを置く
- 2.11 11. ビデオ・オプトインページに変える
- 2.12 12. ポップアップとオーバーレイを使う
- 2.13 13. クライアントの声や実績を紹介する
- 3 まとめ
オプトインとオプトインページの仕組みを理解する
本記事のテーマは、「大量のメルマガリストを集める方法!13のオプトイン成功法則と事例」です。
「オプトイン(opt-in)」とは、企業が見込み顧客のメールアドレスのような個人情報を取得する際に、登録後に企業がメール配信をおこなうことを事前に承諾してもらうことを意味します。
また、このオプトインを前提として登録されたリストを、「オプトインリスト」と呼びます。
ネットマーケティングのプロモーションは、メールによる情報配信を前提としている場合が多いため、このオプトインリストを集めることが非常に大切な意味をもちます。
そして、その目的のために用意されたページが、「オプトインページ」と呼ばれるようになりました。
オプトインページはネットマーケティングを実施するうえで、もっとも重要なページです。
出典:Neil Patel『Beginner’s Guide to Running Facebook Ads That Convert』
基本的なネットマーケティングの戦略は、オプトインページを利用してメールアドレスを始めとする見込み顧客の個人情報を獲得し、その後の顧客教育やセールスといった導線につなげていきます。
本ブログの「自動的に売上を上げる5つのネット集客戦略とステップメールの書き方」でも、重要な戦術としてご紹介したのがオプトインページを作ることでした。
しかしながら、オプトインページについては重要であるにも関わらず、効果的なものを用意できていない方も多いようです。
そのため本記事では、あらためてオプトインの意味やオプトインページの重要性を解説しながら、海外のオプトインページの事例や新しいオプトインの手法をご紹介していきます。
オプトインページが重要な1つ目の理由
最初に、なぜオプトインページが重要なのかについてお伝えします。
ネットマーケティングの世界では、まず見込み顧客リストを集め、その中から一定の割合で購買顧客が生まれ、その顧客からリピート購入や紹介といった形で関係性を発展させていきます。
見込み顧客 ⇒ 購買顧客 ⇒ リピート・紹介
具体的には、まず見込み顧客となる方にオプトインという形でメールアドレスを登録してもらいます。
そのあとに一定期間のステップメールやオンライン動画、ウェビナーを視聴してもらい、最終的にセールスにつなげます。
ネットマーケティングでは、その一連の流れのことを「シークエンス」という表現をします。
そして、1つのシークエンスに対して1,000件以上のオプトインリストが集まると、そのシークエンスによる、おおよその成約率がわかってきます。
たとえば、1,000件のオプトインリストが集まれば、10万円の商品が50件売れるとします。
この場合は、5%の成約率があると言えます。
そして、5%の成約率があるとわかったら、1,000件のリストが集まれば、500万円の売上につながることがわかります。
あとはどれだけオプトインリストを集められるかで、最終的な売上が決まってきます。
この場合、集客の入口部分で大量にリストを獲得することができれば、それだけ売上を伸ばせることになります。
逆に言えば、入口を最適化しておかないと、そもそもオプトインされる数が少なくなり、売上が減ってしまうことになります。
集客では、細かい登録数の積み重ねが大きな売上につながっていきます。
そのため、もしもオプトインページが効果のあるものになっていなければ改善する必要がありますし、まだオプトインページを持っていない方は必ず保有すべきものだと言えます。
オプトインページが重要な2つ目の理由
オプトインページが重要な2つ目の理由は、人々がいまだにメールアドレスを日常的に利用している点が挙げられます。
現在、世界中の34%以上の人々がEメールを利用しており、その数は約25億人と言われています。
また、この数値は今後2年間で28億人まで増える、とも言われています。
Exact Targetの調査によれば、米国の消費者の91%が、最低でも1日1回はメールボックスをチェックしているそうです。
また、Michigan Beekeeper Associationの調査によれば、79%の回答者は、他の媒体よりもメールで情報を受け取ることを好むことがわかりました。
出典:Michigan Beekeeper Association『2010 Membership Survey Results: Membership Communication by Email』
もちろん、ソーシャルメディアのメッセージ機能やチャット機能といったツールの発達もありますが、現時点では、人々が重要な情報を受け取る際にはメールを重視していることがわかります。
そして、メールアドレスを取得するためにもっとも重要になるのが、顧客との最初の接点となるオプトインページなのです。
なお、メールアドレスを獲得するとメールマーケティングが可能になりますが、メールというものは受け取った際に、何らかの反応を取るよう習慣づけられているメディアでもあります。
具体的には、返信する、転送する、あるいはクリックして登録や購入といったアクションを取る、といった具合に、行動することが無意識に習慣づけられているのです。
また、メールマーケティングはクリック率、開封率、登録解除数といった貴重なデータがすべて計測可能になります。
Marketing Chartsの調査によれば、スマートフォンやタブレットといったモバイル機器において、人々が毎日おこなっている活動のトップはメールをチェックすることでした。
出典:Marketing Charts『Top Daily Activities on Smartphones and Tablets』
このような統計からも、集客の基本はオプトインページで見込み顧客のメールアドレスを獲得することが大切だと言えます。
オプトインページが重要な3つ目の理由
オプトインページが重要な3つ目の理由は、オプトインページはメールアドレス登録のコンバージョン率が高い、ということです。
適切にデザインされたオプトインページを使用すると、ホームページやブログの一部などで紹介する登録フォームよりも高い成約率を得ることが可能です。
通常、ホームページは自社の複数の商品を紹介していたり、ブログ記事は様々なテーマに関する記事を紹介しています。
しかし、オプトインページには「見込み顧客の個人情報を取得する」という、たった1つの目的しか存在しません。
そのため、個人情報を取得するために最低限必要となるコピーと登録フォーム、そしてコール・トゥ・アクション(CTA:Call To Action)ボタンと呼ばれる登録用のボタンのみのシンプルな構成になるのが一般的です。
出典:Neil Patel『The Definitive Guide to Creating High Converting Landing Pages』
よって、オプトインページへの来訪者は、ホームページやブログよりもメールアドレスを登録する可能性が高くなるのです。
オプトインページの最新トレンド
本記事では、オプトインページのモデルとして優れている海外のマーケターやコンテンツホルダーの事例をピックアップしながら「13のオプトイン成功法則と事例」をご紹介します。
現在、海外のオプトインページのトレンドは、シンプルさを追求したものになっています。
一昔前は、海外のマーケターたちの中でも、1メートル近くあるような長いオプトインページが用意されている場合がありました。
それは一見、何らかの商品を販売するためのセールスページと見間違えるようなものもありました。
現在の日本のオプトインページの動向を見ていると、このような長いタイプのオプトインページを利用している人もまだ多いように感じます。
では、なぜ海外ではシンプルさを追求したオプトインページになりつつあるのでしょうか。
それは、多忙な現代人が物事に関心を持てる時間が極めて短くなっていること、そしてスマートフォンやタブレットを始めとするモバイルデバイスからアクセスされることが多くなっている点が挙げられます。
そのため、ぜひ本記事でご紹介するシンプルなオプトインページの事例を参考にしてみてください。
こちらの13の成功法則と事例をあなたのオプトインページに活かすことができれば、必ず登録率が高まり、結果的に見込み顧客の数と売上を増やすことができるようになるでしょう。
それでは早速、それらの成功法則と事例をご紹介していきます。
オプトインを成功させる13の成功法則と事例
こちらでは、あなたが集客を成功させるオプトインページを作るうえで重要となる13の成功法則について解説していきます。
まだオプトインページを持っておらず、これから作成するという方はもちろん、すでにオプトインページを持っている方も、これらのポイントを参考にしてみてください。
1. 見込み顧客のペイン・ポイントを理解する
広告などをとおして、初めてあなたのオプトインページに来訪した人に強い印象を与え、自分のメールアドレスを登録してもよい、と思ってもらうためには何が必要でしょうか。
そこで重要になるのが、見込み顧客の「ペイン・ポイント」を理解することです。
ペイン・ポイントとは、見込み顧客が感じている痛みのことです。
一般的に、オプトインページでは、オプトインページ作成者が伝えたいことを一方的に書いているケースも多いものです。
しかし、せっかく見込み顧客がオプトインページに来訪しても、彼らが今すぐ解決したい問題点に訴求できていなければ、すぐに離脱されてしまう可能性があります。
たとえば、あなたの見込み顧客が頭痛を感じているにも関わらず、あなたのオプトインページでは胃薬が提供されているような状況を想像してみましょう。
彼らはあなたの話に耳を傾け、そしてその解決策は彼らの役に立つでしょうか。
そのため、どのような点に見込み顧客が痛みを感じているのかをしっかりと考え、それを提供するオプトインページにする必要があります。
たとえば、こちらは電気料金の高さに痛みを感じている見込み顧客に対して作成されたオプトインページです。
出典:Dodo
こちらでは電気料金の高さに悩む人に、より安い電気料金をオファーする機会として、「電気料金を30%OFFにする特別な機会がある」といったヘッドコピーで訴求しています。
オプトインページで効果的な訴求をする際には、見込み顧客の痛みを理解したうえで、それが圧倒的なベネフィットと感じてもらえるオファーを考えるとよいでしょう。
2. 強力なヘッドラインを用意する
Copyblogger Mediaの創業者であるブライアン・クラーク(Brian Clark)氏によれば、平均して10人のうち8人があなたのヘッドラインコピーを読むそうです。
しかし、ヘッドライン以下まできちんと読んでくれる人は、10人に2人だそうです。
そのため、オプトインページのヘッドラインでインパクトの強いコピーを用意することは、極めて重要になります。
ダイレクトレスポンス広告の有名なコピーライターであるテッド・ニコラス(Ted Nicholas)氏も、購入者の意思決定プロセスの73%はヘッドラインから始まる、と言っています。
たとえば、こちらは米国のマーケターとして有名なフランク・カーン(Frank Kern)氏のオプトインページです。
出典:Frank Kern
こちらのヘッドラインでは、「富を生み出すためにもっとも信頼でき、一貫性のある方法は、広告を利益に変えることです」といったコピーを掲載しています。
そして、その方法を知るためのフリーレッスンを受けるには、メールアドレスを登録するように促しています。
このページに来訪すると、すぐにこちらの魅力的なヘッドラインが目に入るため、この一言だけでメールアドレスが登録される可能性があります。
このように、シンプルであってもヘッドラインとして来訪者の印象に残るコピーを用意しておくことが、オプトインページの登録率を高めるうえで重要な役割を果たすと言えるでしょう。
3. 魅力的なリード・マグネットを設置する
オプトインページへの来訪者が、自分の個人情報であるメールアドレスを登録してでも欲しいと思うオプトインページのプレゼントを、「リード・マグネット」と呼びます。
これは、PDFや音声、動画ファイルやウェビナーなど、様々なものが対象になります。
たとえば、Digital Marketerの創業者であるライアン・ダイス(Ryan Deiss)氏は、ソーシャルメディアのスワイプファイルをリード・マグネットとして提供し、大きな成果を上げました。
このリード・マグネットを提供することによって、彼は45日間で28,500ものオプトインリストを手にしたそうです。
また、音声ファイルをリード・マグネットにして成功している事例として、女性起業家のマリー・フォレオ(Marie Forleo)氏のオプトインページが参考になります。
彼女は女性がビジネスで成功するための方法を教えていて、「あなたが欲しいものを何でも手にする方法」といった音声ファイルをリード・マグネットとして提供しています。
出典:Marie Forleo
こちらでは音声ファイルとしての訴求を高めるために、スマートフォンの画像も掲載しています。
マリー・フォレオ氏の事例は、ビジュアル的にも質の高いオプトインページに仕上がっているため、デザイン性を重視するオプトインページを作成したい方にとっては参考になるはずです。
リード・マグネットは、そのほかにもE-bookやビデオトレーニング、Eメールによる無料コース、無料ツール、チェックリストや各種テンプレートなど、色々な提案ができるはずです。
あなたが提供できるものの中で、もっとも見込み顧客に訴求するリード・マグネットをオファーするようにしましょう。
4. マイクロコミットメントの原則を使う
現在、海外で効果的とされているオプトインページの原則の1つに、「マイクロコミットメント」という手法があります。
オプトインページでメールアドレス登録フォームが設置されている場合、見込み顧客の中には登録することを警戒する人も存在します。
しかし、そのような方でも、知らず知らずのうちにあなたのオプトインページにコミットし、最終的にオプトインしてしまうという方法です。
これは脳科学的に実証されている方法で、人は大きな決断を一度に強いられるとストレスを感じますが、そのプロセスが細分化され徐々に決断に向かっていく形であれば、ストレスを感じにくくなる特性を考慮したものになります。
これは比較的新しい方法として効果が見込めるので、ぜひあなたのオプトインページでも試してみることをおすすめします。
では、マイクロコミットメントとはどのような方法でしょうか。
これは「オプトインに登録させる」という大きなステップを、いくつかの小さなステップに分割して承諾させる方法になります。
たとえば、オプトインページではフォームを設置せず、あくまで「アンケートに答える」といったボタンのみを表示させるようにします。
そして、アンケートに答えさせるような形で、「最終的な診断結果が知りたければ、その結果を伝えるのでメールアドレスを登録してください」といった流れを取ります。
こちらでは、The Daily Eggで紹介されているケーススタディをシェアします。
ROCKET MEMORYという企業は、マイクロコミットメントの原則を使うことにより、オプトインの成約率を271%も増加させ、さらに1リードあたりのコストを76%も減少させることに成功しました。
彼らは最初、無料メモリーツールキットをオファーにしてオプトインを取得しようとしました。
出典:The Daily Egg『The Science of Micro-Commitments: Transform Prospects into Buyers with 5 Small Steps』
しかし、この形式では、成約率はわずか5%に過ぎませんでした。
そこで、マイクロコミットメントの原則にしたがい、オプトインまでのステップをより細分化させ、ひとつひとつの項目に興味を持ってもらえるような形にしました。
具体的には、オプトインページのボタンは同じですが、それをクリックするとアンケートクイズが表示されるようにしたのです。
そして、クイズは一度に1つのみポップアップ画面で表示させるようにしていきます。
この場合、最初の質問は「ソフトボール・クエスチョン」と呼ばれるもので、単純に「あなたは男性ですか?女性ですか?」と答えさせるような、警戒感を感じさせないものにします。
出典:The Daily Egg『The Science of Micro-Commitments: Transform Prospects into Buyers with 5 Small Steps』
あまり深く考える必要がなく、明確な答えが存在するような質問であることが、この「ソフトボール・クエスチョン」の特徴です。
そして、それらの質問を2つから3つして十分なウォームアップができた段階で、初めて質問に対しての回答が分かれるような質問をおこないます。
出典:The Daily Egg『The Science of Micro-Commitments: Transform Prospects into Buyers with 5 Small Steps』
最初は簡単な質問に答えながらも、最終的に少し考える必要がある質問にも答えたうえで診断結果が提供されるとなると、人はその結果を見たくなるものです。
その段階で、初めて登録フォームを提示するようにします。
その際のコピーとしては、「あなたのためにパーソナライズされた診断結果をどちらにお送りすればよいですか?」といった質問形式にして、その下にメールアドレス登録フォームを設置しておきます。
出典:The Daily Egg『The Science of Micro-Commitments: Transform Prospects into Buyers with 5 Small Steps』
これが、マイクロコミットメントの原則に沿ったオプトインの流れになります。
この原則にしたがう前、成約率は約5%だったにも関わらず、この方式を使うようになってからは、成約率は19%以上まで上昇したようです。
これは結果的に271%も成約率を高めることになりました。
マイクロコミットメントの原則を使う場合は、「何らかの診断をするクイズ」という形で誘導していくことが理想的だと考えられます。
なお、マイクロコミットメントの原則のプロセスを強化する方法として、途中経過に進捗度合いのパーセンテージを表示させる方法があります。
以下の登録フォーム上部で「50% Complete」と記載された箇所は、登録完了まで50%の進捗が進んでいることを示しています。
そして、残り半分の作業としてメールアドレスを登録すれば、すべての作業が完了することを表しています。
出典:The Daily Egg『The Science of Micro-Commitments: Transform Prospects into Buyers with 5 Small Steps』
マイクロコミットメントの原則を使う場合、質問が複数にわたる場合は、質問回数に応じて進捗度合いがわかるようにすると、あとどのくらいで完了するかも理解してもらうことができます。
その結果として、より登録を促進する可能性が高まります。
5. インラインにCTAワードを入れる
オプトインページの登録を増やすために、すぐにできる改善点があります。
それが「インライン」と呼ばれる、登録フォームの中の部分にCTAワードを入れる方法です。
CTAとは「Call To Action」の略で、行動を呼びかけることを意味します。
この場合、インラインの中に行動を呼びかける言葉を挿入しておくことで、登録率を高めることができます。
Conversion Voodooが発表したケーススタディによれば、ShoeMoneyはこの方法をテスト採用したところ、オプトイン登録数を36%も増やすことに成功しました。
このテストの前には、インラインにCTAワードを入れていなかったそうです。
しかし、以下のように、インラインの中に「ここにあなたのメールアドレスを入力する」というCTAワードを入れることで、それがないものと比較して36%も登録率が上昇しました。
これは、インラインに明確な行動訴求の言葉が入っているため、来訪者が何をすべきか迷う必要がありません。
そのため、成約率を高めることに貢献していると言えます。
また、このインラインにメールアドレスなどの文字を入力すると、それまでに入っていた文字は自動的に消えるため、入力を阻害することもありません。
こちらの方法は簡単に実践できる、効果が証明されている原則になります。
そのため、ぜひあなたのオプトインページでも導入してみることをおすすめします。
なお、ご参考までに、日本語で記載している弊社オプトインページの事例をご紹介します。
以下の場合は、インラインに「ここにメールアドレスを入力してください」という言葉を設置しています。
出典:ネット集客の科学
6. ディレクショナル・キューを使う
オプトインページを効果的に機能させるためには、来訪者にこちらがしてほしい行動を明確に示すことが大切です。
通常、オプトインページでは「見込み顧客に個人情報を登録してもらう」という、たった1つの目標に焦点を当ててページを最適化していきます。
その際に重要になるポイントが、登録フォームに来訪者の注意を集中させることです。
それを実現させるために、成功しているマーケターが実践しているのが、「ディレクショナル・キュー」という手法です。
ディレクショナル・キューとは、こちらがもっとも注目してほしい場所を指し示す合図としての「キュー」を提示することです。
多くの場合、それは押してほしいボタンの近くに何らかの目立つキャラクターを設置したり、登録フォームに向けて矢印を設置する形で実践できます。
たとえば、以下のCOPY HACKERSのオプトインページでは、押してほしいボタンの左下にキャラクターを置いて目立たせるようにしています。
出典:COPY HACKERS
矢印の事例としては、以下の弊社オプトインページの登録フォーム両脇に設置してある矢印も、ディレクショナル・キューになります。
これは簡単に実践できる方法ですが、成約率を高めるために効果的ですので、ぜひあなたのオプトインページにも実装してみることをおすすめします。
7. ビジュアルを重視する
オプトインページでは、初回来訪時にできるだけ素早く、強い印象を持ってもらう必要があります。
来訪者の関心を惹きつけることができれば、オプトインしてもらえる可能性が増えるからです。
そして、最高の結果を出すオプトインページは、必ずページ上部の目立つ部分に印象深い画像や動画が設定されています。
これは、ビジュアルを重視することを意味します。
ビジュアルの効果については、以下のような統計があります。
出典:Wyzowl 『The Power of Visual Communication Infographic』
一般的に、耳で聞いたことを覚えている人は全体の10%で、文字として読んだことを覚えている人は20%で、視覚情報として見たことを覚えている人は全体の80%を占めるそうです。
なお、オプトインページに掲載する写真では、市販されているストック画像よりも、個人やチームのパーソナリティがわかる実物写真を掲載したほうが効果が高まると言われています。
たとえば、以下はベストセラー作家として有名なティモシー・フェリス氏のオプトインページです。
こちらでは彼自身の写真を大きく掲載し、かつ視線訴求した画像になっているため、関心を惹きつける働きがあります。
オプトインページには、ぜひあなた自身の写真画像を掲載するようにしてみましょう。
8. ナビゲーションを置かない
オプトインページの登録率を高めるうえで大切な原則の1つが、そのオプトインページから離脱させない、ということです。
離脱とは、そのページを閉じてしまったり、他のページに移動してしまうことです。
この離脱を予防するうえで大切なことが、オプトインページにナビゲーションを置かない、ということです。
ナビゲーションとは、一般的にページの上部に設置されている、様々な他の情報を確認できるリンクのことです。
たとえば、以下のEyeview社のページ上部に設置されている、サイト内の他のページへのリンクやソーシャルシェアボタンなどを指します。
出典:Eyeview
以下のCareer Point Collegeは、ページ上部のナビゲーションを削除し、フォームレイアウトを変更しました。
その結果、336%も登録率が増加したそうです。
出典:Unbounce『How A Single A/B Test Increased Conversions by 336% [Case Study]』
そして、以下のSparkPageでは、上部のナビゲーションを取り外したテストをおこなった月には、9.2%から17.6%へと登録率を増加させたそうです。
出典:SparkPage
このように、上部のナビゲーションを外すだけでも来訪者の関心を逸らす確率を低くし、登録率を高める働きがあります。
もしもあなたのオプトインページの上部にナビゲーションが設置されている場合は、それを取り外すテストをおこなってみるとよいでしょう。
9. コア・ベネフィットを強調する
あなたのオプトインページに登録することで顧客が得られる主要なメリットのことを、「コア・ベネフィット」と呼びます。
これは通常、ヘッドラインの下に「ブレット」と呼ばれる箇条書き形式で掲載すると効果が高まります。
たとえば、Social Triggersの創業者であるデレク・ハルパン(Derek Halpern)氏のオプトインページでは、コア・ベネフィットが以下のような見やすい位置にまとめられています。
また、こちらは弊社のオプトインページの事例ですが、ウェビナーに登録するとどのようなメリットが得られるのかをコア・ベネフィットとして提示しています。
10. フォールド・ラインの上部に登録フォームを置く
効果的なオプトインページにするためには、「フォールド・ライン」の上部に登録フォームを設置しておくことが大切です。
フォールド・ラインとは、PCで表示される画面の最下部の境界線のことです。
ページ内において、ブラウザをスクロールしないで見られる部分を「アバーブ・ザ・フォールド(Above the fold)」と言います。
逆にスクロールしないと見られない部分を「ビロウ・ザ・フォールド(Below the fold)」と言います。
出典:Top 10 WordPress『Making the Most of “the Fold” on Your Website』
このフォールド・ラインより上部に重要な情報があれば、来訪者は画面をスクロールすることなく、その情報に集中することができます。
ConversionXLのピープ・ラジャ(Peep Laja)氏は、フォールド・ラインの上部に設置されているコンテンツは来訪者の80%の注意を惹きつけている、と述べています。
出典:ConversionXL
そのため、あなたの登録フォームは、最初に表示される画面内に設置することが望ましいと言えるでしょう。
もしもあなたのオプトインページで、登録フォームが最初に表示される画面よりも下の位置にある場合は、最初の画面に移動させることをおすすめします。
11. ビデオ・オプトインページに変える
eWeekの調査によれば、オンラインビデオプラットフォームの収益は2019年までに約880億円に到達する見込みのようです。
出典:eWEEK『Online Video Platform Market to Top $800 Million by 2019』
そして、YouTubeやVimeo、そのほかの動画投稿サイトは、より人気が生まれることになるようです。
最近の調査によれば、人々のオンライン上の活動の3分の1の時間は、動画を視聴する時間に費やされているようです。
このように、現代において、人は動画で情報を得ることに習慣づけられています。
よって、オプトインページに動画を設置することは、あなたのメッセージを理解してもらい、登録率を高めるうえで効果的な施策になるでしょう。
たとえば、オプトインページに動画を設置して成功している好例としては、こちらの投資教育家のティモシー・サイクス(Timothy Sykes)氏の事例が挙げられます。
彼は株式投資で成功して手に入れた100万ドルの札束を目の前に積み上げてプレゼンを開始しています。
こちらのオプトインページに来訪した人は、このインパクトある動画が自動再生されるため、ついつい惹きこまれてプレゼンを視聴します。
その結果として、動画の右側にある登録フォームに登録してしまう、という流れをうまく作っています。
ティモシー・サイクス氏はこのオプトインページをプロモーション上の基本的な入口と位置づけており、SEOや広告で集めたトラフィックをこちらに集めています。
その結果として、彼は日本円にして毎年16.5億円もの売上を得ているそうです。
このように、オプトインページの目立つ部分に動画を設置することは、登録率を高め、成功するオプトインページを作るうえで大変役に立つことがわかります。
オプトインページで動画を使用する主なメリットは3点あります。
第1に、ページ滞在時間を増やします。
興味を惹く動画があれば、人々があなたのページに長く滞在するようになり、よりメッセージが伝わりやすくなります。
第2に、信頼性が向上します。
単純なテキスト文字と異なり、動画ではコンテンツホルダー本人がプレゼンできるため、信頼性が向上します。
第3に、より見込み顧客の嗜好に合わせることができます。
Unbounceの調査によれば、一般的な人々は、記事をテキスト文字で読むよりも、5分以内の動画で観ることを好むことがわかったそうです。
このような調査結果も出ているため、テキスト文字だけで長いオプトインページを作るより、動画にメッセージを凝縮した短めのオプトインページのほうが支持される可能性があります。
また、動画は見込み顧客に製品の仕組みを示すこともできます。
これは、システムの仕組みについて、ある程度の説明が必要な場合に効果的です。
たとえば、米国で有名なエバーウェビナー(EverWebinar)という以下のオプトインページにアクセスすると、システムに関するプレゼン動画が自動的に再生されます。
出典:EverWebinar
来訪者はプレゼン動画を視聴して、このシステムがどのような機能を果たし、どのように使用できるのかを容易に知ることができるため、安心して登録できるようになっています。
統計によると、デスクトップPCの視聴者は動画を視聴して5分未満で離脱する傾向があるそうです。
そして、iPadのようなタブレットによる視聴者は、最大5分間まで動画を視聴する傾向があります。
よって、オプトインページの動画は最大でも5分間以内で、できるだけ短く役に立つ内容にしておくとよいでしょう。
12. ポップアップとオーバーレイを使う
オプトインページの登録率を高める方法として多くのマーケターに使用されているのが、「ポップアップ」と「オーバーレイ」です。
ポップアップとは、オプトインページに滞在して数秒間経過したり、あるいはカーソルをページの枠外に移動させたときに自動的に表示される登録フォームになります。
オーバーレイとは、そのポップアップを強調するために、ポップアップの周囲を暗い色で覆うことを意味します。
たとえば、Business Consulting Buzzでは、いくつかのポップアップやオーバーレイをテストし、以下のポップアップが効果的であることがわかりました。
こちらのポップアップ経由の登録は、なんとオプトイン全体の約50%を占め、毎月の加入者数を約150%も伸ばしているそうです。
このオプトインページでは、無料のツールキットやマーケティングテンプレートなどをリード・マグネットとしてオファーしています。
なお、オファーの際に特典を用意しなくても、ポップアップで何かを質問して、それに対して「YES(はい)」と答えさせる形で登録フォームに誘導する形式のポップアップも有効です。
たとえば、以下は前述したティモシー・サイクス氏のポップアップになります。
こちらでは「今すぐ1,000ドルを作りたいですか?」という質問を投げかけ、こちらに「YES(はい)」と答えるとメールアドレス登録に促されるようになっています。
そのほかにも、ポップアップでウェビナーに登録させるパターンもあります。
以下は弊社の事例ですが、無料ウェビナーの視聴をオファーにしたオプトインの導線を設けています。
この場合、ウェビナー自体がメールアドレス登録を訴求するリード・マグネットになることに加えて、ウェビナーでは商品のセールスもおこなえるというメリットがあります。
13. クライアントの声や実績を紹介する
商品を販売するためのセールスページだけでなく、メールアドレスを登録してもらうためのオプトインページでも、クライアントの声や実績を紹介することは大切です。
オプトインページに来訪した方は、たいていの場合、あなたやあなたの会社のことを初めて知った方が多いはずです。
そのオプトインページで明確な実績が紹介されていれば、信頼感を高めるとともに、よりあなたのオファーに興味を持ってもらえる可能性が高くなります。
たとえば、こちらはティモシー・サイクス氏のオプトインページ下部で紹介されている顧客の声です。
実際に彼の方法論にしたがって、いくらの収益を得ることができたのか、顧客からの証言を紹介しています。
また、クライアント先に有名な企業があれば、以下のようにその企業ロゴを紹介することも効果があります。
同様に、あなた自身の出版実績や講演実績などがあれば、それらを紹介してもよいでしょう。
こちらは弊社のオプトインページになりますが、私自身の出版実績や講演実績を紹介しています。
以上、本記事では、あなたのオプトインページを成功させるための13の成功法則についてお伝えしました。
オプトインページを使って見込み顧客リストを集める活動は、すべてのネットマーケティングの基本となります。
本記事でお伝えしたように、すでにどのようにすれば登録率の高いオプトインページが作れるのか、その原則は解明されています。
ぜひあなたも、これらの原則にしたがったオプトインページを作成してみてください。
きっと、効果的な集客を実現できるようになるはずです。
まとめ
本記事では、「大量のメルマガリストを集める方法!13のオプトイン成功法則と事例」というテーマでお伝えしました。
ここで、あらためて大量のメルマガリストを集める13の成功法則をまとめておきます。
- 見込み顧客のペイン・ポイントを理解する
- 強力なヘッドラインを用意する
- 魅力的なリード・マグネットを設置する
- マイクロコミットメントの原則を使う
- インラインにCTAワードを入れる
- ディレクショナル・キューを使う
- ビジュアルを重視する
- ナビゲーションを置かない
- コア・ベネフィットを強調する
- フォールド・ラインの上部に登録フォームを置く
- ビデオ・オプトインページに変える
- ポップアップとオーバーレイを使う
- クライアントの声や実績を紹介する
これらの方法を参考にすることで、あなたのオプトインページはもちろんのこと、各種ウェブサイトに設置している登録フォームの成約率を劇的に高めることができるでしょう。
なお、本記事のテーマに興味をお持ちいただけたなら、ぜひ以下の記事もお読みになってみてください。
「【保存版】ネットマーケティングで最重要!成約率を上げる17の方法」
「自動的に売上を上げる5つのネット集客戦略とステップメールの書き方」
「【保存版】エバーグリーンローンチで売上を上げる14ステップと実例」
きっと、あなたのお役に立てるはずです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
リードコンサルティング株式会社
代表取締役 小谷川 拳次
【出版決定】本記事が電子書籍になりました!
皆様から大変ご好評いただいた本記事が電子書籍として出版されました。ぜひ、こちらをクリックして電子書籍の詳細をご確認ください。
【PR】完全無料!【ChatGPT速習メール講座】毎日1本メールを無料配信中!今すぐこちらをクリックして登録!
起業家。作家。投資家。
2009年、リードコンサルティング株式会社設立。デジタルコンテンツを主軸としたインターネット集客、電子書籍マーケティング、サブスクリプションビジネスのコンサルティング及びコンテンツ販売システム、自動ウェビナー販促システムの提供によるマーケティングオートメーション(MA)の導入支援を行う。ビジネス書作家としても活動。2018年からは投資事業を開始。2023年にはオウンドメディア『生成AIマーケティングの教科書』を開設。ChatGPTを中心とする生成AIマーケティングの専門家として、多数の専門記事を著者として公開している。日刊メルマガ【ChatGPT速習メール講座】では、5千人を超える読者にメールマガジンを配信中。
著書は『Facebookでお客様をどんどん増やす本』(中経出版/2011年)、『電子書籍を無名でも100万部売る方法』(東洋経済/2012年)、『小さな会社がお金をかけずにお客さまをガンガン集める方法』(KADOKAWA/2013年)など、累計50冊を出版している。
完全無料!【ChatGPT速習メール講座】 毎日1分、あなたのビジネスを加速させる!
今、ビジネス界の最前線では、「生成AIを制する者はビジネスを制する!」と言われています。あなたも、生成AIを代表するChatGPTの最新ノウハウを無料で手にしてみませんか?こちらから完全無料でメールアドレスをご登録いただければ、【ChatGPT速習メール講座】の配信(毎日1本)を開始いたします。わずか毎日1分で「ChatGPTの最新ノウハウ」をインストールすることができます
起業家。作家。投資家。
2009年、リードコンサルティング株式会社設立。デジタルコンテンツを主軸としたインターネット集客、電子書籍マーケティング、サブスクリプションビジネスのコンサルティング及びコンテンツ販売システム、自動ウェビナー販促システムの提供によるマーケティングオートメーション(MA)の導入支援を行う。ビジネス書作家としても活動。2018年からは投資事業を開始。2023年にはオウンドメディア『生成AIマーケティングの教科書』を開設。ChatGPTを中心とする生成AIマーケティングの専門家として、多数の専門記事を著者として公開している。日刊メルマガ【ChatGPT速習メール講座】では、5千人を超える読者にメールマガジンを配信中。
著書は『Facebookでお客様をどんどん増やす本』(中経出版/2011年)、『電子書籍を無名でも100万部売る方法』(東洋経済/2012年)、『小さな会社がお金をかけずにお客さまをガンガン集める方法』(KADOKAWA/2013年)など、累計50冊を出版している。
今すぐこちらをクリックして無料メール講座に登録する(完全無料)