ChatGPTでパワポ作成|伝わる資料を作る実践手順とプロンプト

最終更新日:2026年7月5日
0 views

「ChatGPTでパワポを作りたい」と考える人は、多くの場合、作成時間を短くしたいと考えています。

もちろん、それは正しい目的です。資料作成には、構成、文章、図解、データ確認、デザイン、修正、関係者レビューと、多くの時間がかかります。

ただし、私はパワポ作成で最初に短縮すべきなのは、スライドを並べる時間ではないと考えています。

何を伝えるべきか決まらないまま、表紙から作り始める時間です。

資料が伝わらない原因は、デザインが地味だからでも、図が少ないからでもありません。相手が、どの順番で理解し、何を判断し、最後に何をすればよいのかが設計されていないことにあります。

私は、スライドを「情報を置く紙」ではなく、相手の頭の中にある疑問や誤解を、一枚ずつ解いていく思考の階段として扱います。

たとえば、ウェビナーなら、いきなり商品説明へ進むのではなく、なぜ今そのテーマが重要なのか、なぜ自己流で止まりやすいのか、どうすれば前へ進めるのかを理解してもらったうえで、次の行動へ導きます。

社内提案なら、結論、現状、課題、選択肢、判断基準、実行計画の順に並べます。顧客向け資料なら、相手の課題、自社の理解、解決の考え方、提供内容、期待できる変化、次の一手を並べます。

当社が提供している生成AIマスタースクール(GMS)では、知識を講座・PDF・電子書籍などのコンテンツ資産へ変え、さらに動画・ウェビナー・メール導線へつなぐ流れを扱っています。その中で、スライドは見栄えを整える最後の工程ではありません。知識を、相手が理解し、信頼し、行動できる順番へ変える中核の工程です。

ChatGPTは、この設計を速くするために使えます。資料の骨格を作る、既存資料の抜けを点検する、長い原稿をスライド単位へ分解する、説明相手に合わせて言葉を変える、PowerPoint内で下書きを作る・修正する、といった仕事を支援できます。

一方で、ChatGPTへ「パワポを作って」とだけ頼むと、見出しと箇条書きが並ぶだけの、誰にでも当てはまる資料になりがちです。

この記事では、ChatGPTでパワポ作成を進める方法を、単なる自動作成ではなく、伝わる資料を設計し、既存テンプレートへ落とし込み、最終的に相手の判断と行動へつなげる実務として解説します。

企画、提案、講座、ウェビナー、営業資料を、伝わるスライドへ変えたい方へ。
→ 無料ウェビナーで、生成AIを仕事と収入資産へ変える全体設計を確認する

目次

結論|パワポは「1枚目」ではなく「最後の行動」から作る

資料作成で最も多い遠回りは、表紙から作り始めることです。

タイトルを決め、表紙の色を選び、会社名を置き、目次を作る。ここから始めると、見栄えの議論に時間が流れやすくなります。しかし、その前に決めるべきことがあります。

この資料を見終えた相手に、何を判断し、何をしてほしいのか。

私は、資料を作る前に、最後の一枚を先に考えます。

資料の種類 最後に相手にしてほしいこと そこから逆算して必要なスライド
社内提案 方針・予算・優先順位を判断してもらう 現状、課題、選択肢、費用、リスク、実行計画
顧客提案 次回打ち合わせ、比較検討、導入判断へ進んでもらう 相手の課題、解決の考え方、提供内容、条件、事例、次の手順
講座・研修 理解し、実践し、次の学習へ進んでもらう 前提、誤解、手順、実演、ワーク、行動チェック
ウェビナー 全体設計を理解し、無料登録・商品説明・申込みへ進んでもらう 問題提起、構造理解、解決策、実演、比較、案内、行動導線
報告資料 現状を理解し、次の優先順位を確認してもらう 結論、事実、変化、原因仮説、打ち手、判断依頼

資料は、情報量で評価されるものではありません。相手が最後に必要な判断へ到達できるかで評価されます。

そのため、ChatGPTに依頼する前に、まず次の一文を書きます。

この資料を見終えた相手に、
[誰が]、[何を理解し]、[どの判断または行動をしてほしいか]。

この一文が決まれば、ChatGPTは構成案を作りやすくなります。逆に、この一文が曖昧なままでは、どれほど高性能なAIを使っても、資料は散らかります。

ChatGPTでパワポ作成はどこまでできるのか

ChatGPTでパワポ作成と言っても、実際には複数の使い方があります。

使い方 主にできること 向いている場面
通常のChatGPT 構成、スライドごとの要点、話す原稿、タイトル、図解案、改善案を作る 資料の企画段階、既存資料のレビュー、PowerPointへ入れる前の設計
ChatGPT for PowerPoint PowerPoint内で、資料から初稿作成、既存デッキの追加・修正、構成の点検、相手別の調整を行う PowerPointと既存テンプレートを使い、編集可能なスライドとして作りたい場合
ChatGPTエージェントモード 調査、資料整理、スライドショー作成など複数工程を進める ソース収集・比較・資料化を連続して進めたい場合
ファイルアップロード+ChatGPT 既存PowerPoint、PDF、Word、表を読み、構成・不足・改善案を出す すでに資料や情報源があり、作り直し・更新・要約が必要な場合

2026年7月5日時点で、ChatGPT for PowerPointは、Microsoft PowerPointのサイドバー内で動くベータ機能です。ソース資料から初稿を作る、既存資料へスライドを追加・修正する、資料のストーリーや抜けを質問する、特定の相手へ伝わる形に整える、といった作業を支援します。

PowerPointの編集可能なスライド構造を保ちながら作業できる点は、大きな特徴です。ゼロから資料を作るだけでなく、会社・講座・営業・ウェビナーで使っている既存テンプレートを土台にして、必要なスライドだけを増やしたり、文章を整えたりする使い方に向いています。

ただし、現時点ではベータです。高度な図形編集、グラフ、細かい書式、スライド管理などは制約や開発中の部分があり、生成・編集されたスライドが既存テンプレートの見栄えに完全には合わない場合があります。

したがって、ChatGPTを「完成品を無確認で出力する道具」としてではなく、構成・下書き・修正の速度を上げ、人が最後の一段を仕上げる道具として使うのが最適です。

私がウェビナー資料で先に作るのは、デザインではなく「理解の順番」です

たとえば、前述したGMSのウェビナーや講座資料を設計するとき、私は最初にスライドの配色や装飾を決めません。

最初に決めるのは、視聴者が今どこで止まっているかです。

たとえば、生成AIに興味がある人でも、次の状態は同じではありません。

  • ChatGPTが便利そうだとは思うが、何に使えばよいか分からない
  • 少し使ったが、仕事や収入につながらない
  • 情報が多すぎて、何から始めるべきか決められない
  • 自分の経験を、ブログ・講座・商品へ変える方法が分からない
  • 学ぶべきことは分かったが、自力で進める順番に不安がある

この状態を飛ばして、いきなり「講座の内容」や「商品説明」を見せても、相手の頭の中では話がつながりません。

だから、資料の流れは、次のように作ります。

  1. 相手が今抱えている問題を、本人より先に言語化する
  2. その問題がなぜ起きるのかを説明する
  3. よくある遠回りや誤解を示す
  4. 進むために必要な考え方・順番を示す
  5. 具体的な実行イメージを見せる
  6. 最後に、次の行動を選べる状態へ導く

私はこの流れを、説明の順番ではなく、納得の順番と考えています。

パワポがしょぼく見える原因は、画像が少ないからではありません。相手が「なぜ今この話を聞く必要があるのか」を理解しないまま、情報だけを受け取らされるからです。

ChatGPTは、文章を短くするだけでなく、この納得の順番を設計するために使うと、資料の質が一段変わります。

ChatGPTでパワポを作る実践手順|8ステップ

ステップ1:最後の行動を一文で決める

最初に、「見終えた相手に何をしてほしいか」を一文にします。

この資料を見終えた[相手]に、
[判断・理解・行動]をしてもらうことが目的です。

例として、次のように書けます。

  • 経営会議で、来期の生成AI研修導入の方向性を判断してもらう
  • 見込み客に、自己流ではなく体系的な生成AI学習が必要だと理解してもらう
  • 既存顧客に、新しいサポート内容と次回の確認事項を理解してもらう
  • 社内メンバーに、今週の優先タスクと完了条件を共有する

ステップ2:相手の「今の理解」を書き出す

同じ資料でも、初心者、経営者、既存顧客、外部パートナー、社内担当者では、必要な説明が変わります。

ChatGPTには、相手がすでに知っていること、誤解していること、不安に感じていることを渡してください。

この資料の相手は[対象者]です。

相手がすでに知っていること:
[内容]

相手が誤解・不安に感じていること:
[内容]

相手が最後に判断すること:
[内容]

この相手の理解を前へ進めるために、
説明すべき順番と、先に解くべき疑問を整理してください。

ステップ3:材料を「事実」「主張」「未確認」に分ける

資料が弱くなる原因の一つは、事実、意見、仮説、願望が混ざることです。

ChatGPTへ資料を渡す前に、次の3つに分けます。

分類 スライドでの扱い
事実 確認済みの数字、公式情報、既存の実績、決定済みの条件 根拠・出典・対象期間を確認して使う
主張 著者や提案者の考え方、判断、推奨する進め方 結論として明確に示し、理由や実例で支える
未確認 仮説、検討中の案、まだ確認していない数値・条件 確定事項のように置かず、要確認・検討事項として分ける

私は、ウェビナー・提案・講座で「主張」を隠しすぎないことも大切だと考えています。

自分の経験から見えている結論があるなら、曖昧な一般論にせず、はっきり置きます。その代わり、数字や事実を言う場所では、根拠を確認する。この分け方があると、資料は強くなりながら、誠実さを失いません。

ステップ4:まず「スライドの設計図」だけを作る

いきなりスライド本文を作るのではなく、最初に設計図を作ります。

以下の条件で、PowerPoint資料の設計図を作ってください。

【相手】
[対象者]

【資料の目的】
[最後にしてほしい判断・行動]

【事実として使える材料】
[資料・数字・公式情報・既存文章]

【私の主張】
[自分が伝えたい結論]

【避けたいこと】
・一般論の羅列
・根拠のない数字
・1枚に情報を詰め込みすぎること
・未確認情報を確定事項のように書くこと

出力:
・全体のストーリー
・スライド番号
・各スライドで一番伝える結論
・画面に置く短い言葉
・話す補足
・必要な図解またはデータ
・次のスライドへつなぐ役割

まず設計図だけを出し、本文は書かないでください。

ここで重要なのは、1スライド1メッセージにすることです。ChatGPTが一枚に情報を詰め込みすぎた場合は、「画面に見せる文字は20〜40字程度を基本とし、詳細は話す原稿へ逃がす」と追加指示します。

ステップ5:既存テンプレートを先に渡す

会社・講座・ウェビナーの資料には、すでに色、フォント、ロゴ、余白、見出しの置き方といったルールがあります。

ChatGPT for PowerPointを使う場合は、何もない状態から作るより、既存テンプレートや過去の良い資料を開いた状態で使うほうが、ブランドとデザインの一貫性を保ちやすくなります。

ChatGPTには、次のように「変えるもの」と「守るもの」を明記します。

この既存PowerPointをもとに、[目的]の資料へ更新してください。

【守ること】
・既存の色、フォント、ロゴ、余白、見出しルール
・既存スライドのうち[スライド番号]は変更しない
・専門用語の表記

【変えること】
・[追加したいスライド]
・[修正したいスライド]
・[相手に合わせて言い換えたい箇所]

最初に、どのスライドをどう変更するかの計画を出してください。
その計画を確認してから編集してください。

OpenAIも、大きな編集では、先に変更計画を出させること、何を変え、何を保持し、どこを編集するかを具体的に伝えることを推奨しています。

ステップ6:スライド本文と話す原稿を分ける

資料が読みにくくなる最大の原因は、話す内容をすべて画面へ載せることです。

画面は、理解を助けるためのものです。話す原稿は、背景・具体例・理由を補うためのものです。この二つを分けます。

以下のスライド設計図をもとに、各スライドについて
「画面に置く文字」と「話す原稿」を分けて作ってください。

[スライド設計図]

条件:
・画面に置く文字は、結論・比較・手順が一目で分かる短さにする
・話す原稿には、理由、具体例、注意点を入れる
・画面に話す文章を丸ごと載せない
・数字、日付、固有名詞は要確認マークを付ける

ステップ7:図解・グラフ・画像は「理解を一歩進めるもの」だけを置く

図解や画像は、装飾ではありません。言葉だけでは理解しづらい関係、比較、流れ、変化を見せるために使います。

たとえば、次のような場面で図解が役立ちます。

  • 仕事の流れを見せる:矢印・ステップ図
  • 選択肢を比べる:比較表
  • 優先順位を見せる:マトリクス
  • 変化を見せる:折れ線・棒グラフ
  • 概念を説明する:一枚のシンプルな関係図

ChatGPTには、「このスライドで相手が一目で理解すべき関係は何か」を考えさせます。必要なら、図解ラフ案やグラフ設計を作らせます。

ただし、グラフの数字、軸、対象期間、単位、出典は人が確認します。AIが見栄えの良いグラフを作ったとしても、元データが正しくなければ、資料全体の信頼を失います。

ステップ8:最後に「相手の質問」と「行動」を点検する

資料を完成させる前に、ChatGPTへ次の二つを出させます。

この資料を見た[対象者]が、
最後に抱きそうな質問を10個出してください。

そのうえで、
・資料内で先に答えるべき質問
・口頭で補足すべき質問
・次回の打ち合わせやFAQへ回す質問
に分類してください。

最後に、相手が次に取るべき行動が一文で分かるかを点検してください。

資料は、作り手が話し切った時点で完成ではありません。相手が「では次に何をすればよいのか」を理解した時点で初めて役目を果たします。

ChatGPT for PowerPointの導入・使い方

ChatGPT for PowerPointが利用できる環境では、PowerPoint内のサイドバーから、資料作成・編集・点検を行えます。

導入の基本手順

  1. Microsoft PowerPointを開く
  2. ホームからアドインを開く
  3. 「ChatGPT」を検索する
  4. 追加し、リボンからChatGPTを開く
  5. 利用資格があるChatGPTアカウントでサインインする

組織でMicrosoft Storeへのアクセスが制限されている場合は、Microsoft 365管理者がアドインを組織内展開する必要があります。権限設定によっては、管理者側で有効化が必要な場合もあります。

利用できるプランと注意点

2026年7月5日時点で、ChatGPT for PowerPointは、Free、Go、Plus、Pro、Business、Enterprise、ChatGPT Edu、K-12のユーザーへ、グローバルにベータ提供されています。FreeとGoは利用回数に制限があり、PlusとProはプランごとの利用枠が適用されます。

ただし、機能の提供範囲、利用回数、組織の管理設定は変わる可能性があります。実際に使う前に、PowerPointのアドイン画面とOpenAI公式ヘルプを確認してください。

最初に試すべき使い方

最初の一回は、ゼロから20枚の資料を作ろうとしないでください。すでにある5〜10枚程度の資料を開き、次のように頼むのが安全です。

この資料を、[対象者]向けに分かりやすくしたいです。

まず編集はせず、
・資料全体の結論
・理解しにくいスライド
・結論が遅い箇所
・根拠が不足している箇所
・相手が次に取る行動が不明な箇所
を、スライド番号つきで指摘してください。

この使い方なら、既存資料の価値を残しながら、改善すべき箇所だけを見つけられます。

パワポ作成で使えるChatGPTプロンプト10選

1. 最後の行動から資料を逆算するプロンプト

以下の目的から、PowerPoint資料のストーリーを逆算してください。

【相手】
[対象者]

【最後にしてほしいこと】
[判断・行動]

【相手が今抱いている疑問・不安】
[内容]

出力:
・相手が納得するまでに必要な理解の段階
・各段階で必要なスライド
・最後の行動へつなぐ言葉
・説明しすぎて削るべき内容

1スライド1メッセージで設計してください。

2. 長い原稿をスライド設計図へ変えるプロンプト

以下の原稿を、PowerPoint資料の設計図へ変えてください。

[原稿]

出力:
・スライド番号
・スライドの結論
・画面に置く短い言葉
・話す補足
・必要な図解またはデータ
・削ってよい重複
・事実確認が必要な箇所

条件:
画面に文章を詰め込まない。
原稿にない実績・数値・事例を創作しない。

3. 既存資料の「伝わらない箇所」を点検するプロンプト

添付したPowerPointを、[対象者]が理解・判断しやすいかという観点で点検してください。

確認項目:
・結論が最初に伝わるか
・前提説明が不足していないか
・相手の課題と解決策がつながっているか
・根拠が不足する主張はどこか
・一枚に情報が詰まりすぎていないか
・最後の行動が明確か

出力:
スライド番号/課題/理由/修正優先度/修正案。

編集はせず、まず診断だけをしてください。

4. 既存テンプレートを守って新規スライドを足すプロンプト

この既存PowerPointのデザインルールを守りながら、
[目的]のスライドを3枚追加してください。

守ること:
・色
・フォント
・ロゴ
・余白
・見出し形式
・既存の語調

追加する内容:
[内容]

最初に追加案と配置場所を示してください。
その後、周囲のスライドを変更せずに追加してください。

5. 提案資料を意思決定者向けへ圧縮するプロンプト

以下の提案資料を、意思決定者向けの10枚以内の資料へ圧縮してください。

[資料または原稿]

必ず残すこと:
・結論
・現状
・選択肢
・費用または必要資源
・リスク
・判断してほしいこと

削ること:
・結論に関係しない背景説明
・重複
・細かすぎる操作手順

各スライドに、相手が一目で理解すべき結論を付けてください。

6. ウェビナー資料を「納得の順番」へ直すプロンプト

以下のウェビナー原稿を、視聴者が自然に納得し、
次の行動を選べるスライド構成へ整えてください。

[原稿]

対象者:
[対象者]

最後にしてほしい行動:
[行動]

順番:
・視聴者の悩み
・問題が起きる理由
・よくある遠回り
・解決の考え方
・実行イメージ
・次の行動

条件:
売り込みを急がない。
成果保証や根拠のない数字を使わない。
各スライドは一つの疑問に答える構成にする。

7. 数字を見せるスライドの設計を作るプロンプト

以下のデータを、[対象者]に伝わる1〜3枚のスライドへ整理してください。

[データ]

目的:
[判断してほしいこと]

出力:
・最も伝えるべき数字
・使うべきグラフの種類
・グラフの軸、対象期間、単位
・画面に置く結論
・話す補足
・誤解を防ぐ注記

条件:
因果関係を推測で断定しない。
数字の出典・対象期間・単位を明記する。

8. 研修・講座資料をワーク付きへ変えるプロンプト

以下の講座資料を、受講者が聞くだけで終わらず、
途中で手を動かせる構成へ変えてください。

[原稿または資料]

出力:
・理解すべきポイント
・ワークを入れる位置
・ワークの問い
・想定されるつまずき
・講師が補足すべきこと
・最後に持ち帰る行動チェックリスト

1回のワークで考えることは1つに絞ってください。

9. 発表者ノートを作るプロンプト

以下のスライド構成をもとに、発表者ノートを作ってください。

[スライド構成]

各スライドについて、
・最初に話す一文
・説明の要点
・具体例
・聞き手が疑問に思いそうな点
・次のスライドへつなぐ一言
を出してください。

画面にある文章をそのまま読み上げる原稿にはしないでください。

10. 公開・共有前の最終レビューをするプロンプト

このPowerPointを、共有または発表前の最終チェックとして確認してください。

確認項目:
・数字、日付、固有名詞、リンク
・事実と仮説の混在
・情報の重複
・表記ゆれ
・読み切れない文字量
・グラフの誤解を招く表現
・個人情報・機密情報
・最後の行動の明確さ

問題がある箇所だけを、スライド番号と修正理由つきで示してください。

パワポが「しょぼい」と感じる7つの原因

原因1:相手ではなく、作り手の説明順で並んでいる

作り手は前提を知っているため、細かい背景から話し始めがちです。相手は前提を知らないため、先に「これは何の話で、なぜ自分に関係があるのか」を知りたいのです。

原因2:一枚に、話す内容を全部載せている

文字量が多いスライドは、聞き手に読むか聞くかの二択を迫ります。画面には結論と構造を置き、背景や具体例は話す原稿へ分けます。

原因3:事実・主張・仮説が混ざっている

確認済みの数字、提案者の考え、まだ検討中の案が同じ強さで置かれると、資料の信頼性が下がります。ラベル、注記、スライド分けで区別します。

原因4:デザインを先に決めて、論理が後になっている

配色、画像、フォントは重要です。しかし、伝える順番が決まっていない資料に装飾を加えても、迷子をきれいにしただけです。先にストーリーを作ります。

原因5:比較・図解・グラフが「飾り」になっている

図解やグラフは、言葉では分かりにくい関係を一目で見せるために置きます。見せても判断が変わらない図は、減らしたほうが資料が強くなります。

原因6:ChatGPTの初稿をそのまま使っている

ChatGPTは、構成・下書き・言い換え・比較・抜けの確認には強い一方、固有の判断、会社・講座・顧客の文脈、最新の事実、細かなデザイン品質は、人が仕上げる必要があります。

原因7:最後の行動が曖昧

資料を見終えた相手が、「で、次に何をすればよいのか」が分からなければ、どれほど良い説明でも行動につながりません。最後の一枚には、次の行動、担当、期限、確認方法を置きます。

スライドを増やすだけでなく、企画・講座・ウェビナー・販売導線まで一つの流れとして設計したい方へ。
→ 無料ウェビナーで、生成AIを実務と収入資産へ変える設計を確認する

ChatGPTでパワポ作成するときの注意点

注意1:重要な数値・条件・事実は必ず原本で確認する

ChatGPTが資料を作成・編集しても、数字、日付、料金、契約条件、統計、固有名詞、引用、出典は、元資料へ戻って確認してください。AIがもっともらしく整えた表現ほど、確認を省略すると危険です。

注意2:既存テンプレートに完全に従うとは限らない

ChatGPT for PowerPointは既存テンプレートを使った作業を支援しますが、生成・編集結果が色、フォント、余白、図形、チャートまで完全に一致するとは限りません。重要な対外資料では、最後にスライド全体を見ながら人が整えます。

注意3:データや資料を渡す前に、情報の扱いを確認する

顧客名、連絡先、未公開の契約条件、決済情報、本人確認書類、パスワード、APIキー、社外秘の資料は、そのままChatGPTへ入れないでください。必要なら、匿名化・抽象化・集計し、目的に必要な構造だけを渡します。

注意4:調査と資料作成を混ぜすぎない

最新情報を使う資料では、先に一次情報・公式情報を確認し、根拠を整理してからスライドへ落とします。調査、判断、資料作成を一度に丸投げすると、出典と主張が混ざりやすくなります。

注意5:AIの下書きを、相手の言葉へ直す

社内の専門家向け、生成AI初心者向け、既存顧客向け、意思決定者向けでは、同じ内容でも使う言葉が変わります。最終的には、相手の知識・不安・判断基準に合わせて、言い方を調整してください。

ChatGPTパワポ作成に関するよくある質問

ChatGPTだけでPowerPoint資料は作れますか?

ChatGPTは、構成、スライド単位の文章、話す原稿、図解案、既存資料の改善案を作れます。さらに、ChatGPT for PowerPointが利用できる環境では、PowerPoint内で初稿作成、スライド追加・修正、構成点検などを行えます。ただし、事実確認、最終的なデザイン調整、対外共有の判断は人が行う必要があります。

ChatGPT for PowerPointは無料で使えますか?

2026年7月5日時点で、Free、Go、Plus、Pro、Business、Enterprise、ChatGPT Edu、K-12へグローバルにベータ提供されています。FreeとGoは利用が制限され、PlusとProはプランごとの利用枠が適用されます。対応状況は変わる可能性があるため、PowerPointのアドイン画面とOpenAI公式情報を確認してください。

PowerPointのどこからChatGPTを入れますか?

PowerPointのホームからアドインを開き、「ChatGPT」を検索して追加します。追加後はリボンからChatGPTを開き、利用資格があるChatGPTアカウントでサインインします。組織のPCでは、Microsoft 365管理者によるアドイン展開や有効化が必要な場合があります。

既存のパワポを直すこともできますか?

できます。既存資料を開いたうえで、追加したいスライド、修正したいスライド、絶対に守るデザインルール、変更しないスライドを明示してください。大きな変更では、先に「どのスライドをどう変えるか」の計画を出させてから編集すると安全です。

ChatGPTに「パワポを作って」と頼むと、なぜしょぼくなりますか?

相手、目的、最後の行動、資料の材料、守るべきテンプレート、避けるべき表現が指定されていないためです。ChatGPTは一般的な資料を作ろうとします。最後に相手にしてほしい行動から逆算し、スライドの役割を一枚ずつ指定すると、質が大きく変わります。

ウェビナー資料にも使えますか?

使えます。ウェビナーでは、視聴者の悩み、問題の構造、よくある遠回り、解決の考え方、実行イメージ、次の行動という「納得の順番」を設計することが重要です。ChatGPTには、原稿をスライド設計図へ変える、話す原稿と画面の文字を分ける、よくある質問を洗い出す、といった作業を任せられます。

パワポ資料の数値やグラフも作れますか?

作れますが、元データの確認が前提です。ChatGPTは、アップロードした表から傾向やグラフ案を作れます。数字、対象期間、単位、計算方法、軸、出典は人が元ファイルと照合してください。表の分析は、ChatGPTファイルアップロードの方法も参考にしてください。

まとめ|ChatGPTは、パワポを作る道具ではなく「伝わる順番」を作る道具

ChatGPTでパワポ作成を進める価値は、文字入力を速くすることだけではありません。

相手が何を知らないのか、どこで納得できないのか、何を判断すれば次へ進めるのかを整理し、資料の順番へ変えることにあります。

私は、スライドを作るとき、表紙から始めません。

最後に相手にしてほしい行動を決め、そこへ至るまでに必要な理解を逆算します。

この順番で作れば、資料は情報の置き場ではなくなります。提案、研修、講座、ウェビナー、社内報告のどれであっても、相手の判断を一段ずつ前へ進める思考の階段になります。

ChatGPTには、構成、設計図、下書き、言い換え、既存資料の点検、スライド追加を任せる。人は、相手の文脈、事実確認、最終デザイン、外部への約束、次の行動を決める。この分担が最も強い使い方です。

まずは、今ある資料を一つ開いてください。そして「この資料を見終えた相手に何をしてほしいか」を一文で書きます。次に、ChatGPTへ資料の診断を頼み、結論が遅い箇所、情報が詰まりすぎた箇所、最後の行動が曖昧な箇所を探します。

それだけで、パワポは見栄えを整える作業から、仕事・発信・販売を前へ進める道具へ変わります。

ChatGPTを使って、資料・動画・ウェビナー・商品づくり・販売導線までを体系的に身につけたい方は、無料ウェビナーをご覧ください。

→ 生成AIマスタースクール無料ウェビナーの詳細を確認する


この記事を書いた人
小谷川拳次|リードコンサルティング株式会社 代表取締役・AIマーケター/AIクリエイター。2009年の創業以来、ブログ、メール、電子書籍、オンライン講座、コンテンツ販売、セールスライティングを継続。生成AIマスタースクール(GMS)学長として、ChatGPTを中心に、仕事・発信・商品づくり・販売導線へ生成AIを実務実装するための教育プログラムを提供している。

関連記事

この記事の背景

※本記事の資料設計・情報整理の考え方には、GMSの講座・ウェビナー設計、ならびに2024年12月以降に私のもとへ寄せられた800人超の生成AI・ChatGPTに関する読者アンケート、質問、相談の声を、個人が特定されないよう匿名化・集計して得た課題傾向を反映しています。氏名、連絡先、タイムスタンプ、固有の属性、自由記述の直接引用は掲載していません。

参考情報

※本記事のChatGPT for PowerPoint、ChatGPTエージェントモード、ファイルアップロードに関する情報は、2026年7月5日にOpenAI公式情報を確認しています。対応プラン、Microsoft PowerPointアドイン、利用枠、テンプレート対応、スライド作成・編集、データ・ファイルの扱いは変更される場合があるため、利用前に最新の公式情報をご確認ください。

【無料ウェビナー】生成AI収益化のルール

今、ビジネス界の最前線では、「生成AIを制する者はビジネスを制する!」と言われています。

ChatGPTを“触って終わり”にせず、あなたの知識・経験・言葉を、AI時代の価値と収入資産へ変える方法を、約70分の無料ウェビナーで公開しています。

仕事・発信・商品づくり・収益化まで、生成AIをどうビジネスに活かすかを、初心者にもわかりやすく整理して解説しています。

生成AI収益化のルール 特別ウェビナー

今すぐ以下より、生成AI収益化の無料ウェビナーを見る

※本ウェビナーは、ChatGPTを活用して知識・経験を収益へつなげる実践講座です。

今すぐ無料ウェビナーを見る

人気の記事

  • ChatGPTを有料から無料に!ダウングレード方法の手順を解説!

    ChatGPTの有料プランを無料プランにダウングレードする方法を知りたい方に向けて、具体的な手順を詳しく紹介します。 PC版とスマホ版の両方で簡単に手続きができ、費用を抑えながらも基本的な機能を引き続き利用することが可能です。 この記事では、ダウングレードの際に注意すべきポイントやメリットについても解説しています。 無駄なコストをかけずに、ChatGPTを効率よく活用する方法を学びましょう。 本記事をお読みいただければ、あなたはChatGPTを有料から無料にするダウン...
    8,285 views
  • ChatGPTプラン変更方法!アップグレードから解約まで徹底解説

    ChatGPTのプラン変更は、利用目的に応じた柔軟な選択が可能です。 無料版から有料版Plusへのアップグレードでは、処理速度の向上や高度なAI機能が利用できる一方、解約手続きも簡単に行えます。 本記事では、ChatGPTのプラン変更やアップグレード、解約までの具体的な手順と注意点を詳しく解説します。 本記事をお読みいただければ、あなたはChatGPTのプラン変更方法について、理解いただけるようになるはずです。 ぜひ、こちらの内容を参考にしてみてください。 【PR】...
    2,859 views
  • ChatGPTで質問を送信できない時の対処法!エラーの原因を解説

    本記事では、ChatGPTで質問が送信できないとき、何が原因でどう対処すべきかを解説します。 ChatGPTで質問を送信できないエラーの主な原因としては、メッセージ用の空欄に入力しても返事が来ない、利用制限がかかっている、特定デバイスやブラウザでの問題などが考えられます。 それぞれの問題に対する対処法を一つ一つ詳しく見ていきましょう。 また、新たな問題解消法やよくある質問についても触れていきます。 本記事をお読みいただければ、あなたはChatGPTで質問を送信できない...
    28,519 views
  • ChatGPTのプラン確認方法を解説!最速で確認する簡単ステップ

    ChatGPTのプランを確認する方法を知りたいですか? 本記事では、PCとスマホで簡単にChatGPTのプラン確認方法を解説します。 無料プランと有料プランの違いも比較し、自分に最適なプランの選び方をサポートします。 ChatGPTのプラン確認やアップグレードをスムーズに行うための手順を詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 本記事をお読みいただければ、あなたはChatGPTのプラン確認方法について、理解いただけるようになるはずです。 ぜひ、こちらの内容を...
    6,143 views
  • ChatGPTを株式投資に活用する方法!おすすめプロンプト20選

    本記事では、ChatGPTを株式投資に活用する方法について解説します。 株式投資におすすめプロンプト20選の活用術から最新の市場動向の予測まで、ChatGPTが投資家の強力なパートナーになる理由を紐解きます。 銘柄選定に迷った時、情報収集に時間がかかった時、ChatGPTがあなたの投資をサポートします。 日本経済新聞との連携による市場動向の解析から、決算情報の効率的な収集方法まで、ChatGPTを活用した賢い投資法を学んでいきましょう。 本記事をお読みいただければ、あ...
    12,009 views
  • ChatGPTでモデル変更する方法!GPT-4oへの切り替え解説

    2024年5月にOpenAIが発表した新しいモデル「GPT-4o」は、ChatGPTの利用者にとって大きな話題となっています。 この記事では、ChatGPTでのモデル変更方法について、特にGPT-4oとGPT-3.5の切り替え手順を詳しく解説します。 GPT-4oは迅速で正確な回答を提供するために設計されており、用途に応じて最適なモデルを選択することが可能です。 最新のGPT-4oへのモデル変更方法を学び、ChatGPTをさらに効果的に活用しましょう。 本記事をお読み...
    21,792 views

新着ブログ記事

ブログ記事一覧
完全無料!生成AI収益化ウェビナー
今、ビジネス界の最前線では、
「生成AIを制する者はビジネスを制する!」
と言われています。
ChatGPTを“触って終わり”にせず、仕事・発信・商品づくり・収益化に活かす方法を、約70分の無料ウェビナーで公開中です。
あなたの知識・経験・スキルをAI時代の収益に変える実践ステップを、今すぐ無料でご確認ください。
» 生成AI収益化の無料ウェビナーを見る
小谷川 拳次

小谷川 拳次

リードコンサルティング株式会社 代表取締役

小谷川 拳次 リードコンサルティング株式会社 代表取締役。 生成AIマスタースクール(GMS)学長。 起業家。作家。投資家。 2009年、リードコンサルティング株式会社を設立。 デジタルコンテンツ販売、電子書籍マーケティング、サブスクリプションビジネス、自動ウェビナー販売システムなど、オンライン集客とコンテンツ販売の仕組みづくりを専門に活動。 著書は累計50冊以上。 これまでにネット集客、電子書籍、セールスライティング、コンテンツビジネスに関する多数の教材・講座を制作。 現在は、ChatGPTを中心とした生成AI活用の専門家として、生成AIを仕事・発信・商品づくり・収益化に活かす方法を発信している。 オウンドメディアでは、ChatGPT・生成AI関連の記事を多数公開。 また、メール講座・メルマガを通じて、生成AI時代のビジネス活用法を継続的に発信している。 現在、生成AIで知識・経験・スキルを収益に変えるための実践講座「生成AIマスタースクール(GMS)」を主宰。 ChatGPTを“触って終わり”にせず、仕事・発信・商品づくり・収益化に活かす方法を、無料ウェビナーで公開中です。 生成AIで知識・経験を収益に変える方法を学びたい方は、 生成AI収益化の無料ウェビナーをご覧ください。

他の記事を見る
【無料ウェビナー】AI時代に知識と経験を収益へ変える方法
ChatGPTをただ便利に使うだけで終わらせていませんか?
これからの時代に重要なのは、あなたの知識・経験・スキルを、仕事・発信・商品づくり・収益化へつなげることです。
生成AIをビジネスに活かす実践ステップを、約70分の無料ウェビナーで公開しています。
今すぐ以下より、無料ウェビナーをご視聴ください。
» 生成AI収益化の無料ウェビナーを見る
今すぐ無料でPDFをダウンロードしてください
こちらにメールアドレスを登録すると、今すぐ本記事をPDF形式でダウンロードしてお読みいただくことができます。PDFのダウンロードリンクは登録いただいたメールアドレス宛にお送りいたします。
1 / 2
50%完了 これが最後のステップです。
あなたのご感想や期待の声をご記入ください!

※PDFのお届けにはコメントの入力が必要です※

この記事をご覧になって、あなたはどのような学びがありましたか?また、ビジネスの現場で何を実践しようと決意されましたか?ぜひ、以下にあなたのコメントをシェアいただければ幸いです。(まだお読みでない方は、この記事への期待の声をお寄せください!)

2 / 2
ご登録ありがとうございます!メールをお送りしました。
ご登録ありがとうございます!登録いただいたメールアドレス宛にPDFのダウンロードリンクをご案内するメールをお送りしました。
50%完了 これが最後のステップです。
【無料】生成AI収益化のルール 特別ウェビナー
2 / 2